【日立市かみね動物園だより】砂あび大好き!日本では珍しい「ハートマンヤマシマウマ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
茨城
動物園だより
2022.04.11

【日立市かみね動物園だより】砂あび大好き!日本では珍しい「ハートマンヤマシマウマ」

目次 [非表示]

ハートマンヤマシマウマ

 

学名:Equus zebra hartmannae
奇蹄目 ウマ科
生息地:アフリカ南西部

 

日本で初めて、麻酔をかけず採血することに成功。体に負担をかけないために、トレーニングを重ねて採血できるようになりました。

シマウマにも いろいろな種類がある

サバンナなどの草原に暮らすイメージがあるシマウマ。さまざまな種類があり、草原を中心に暮らすサバンナシマウマやグレビーシマウマ、山岳地帯にも暮らすヤマシマウマの大きく3つに分類されます。

グレビーシマウマ以外の2種は、生息場所や形態のちがいからさらに細かな種類である「亜種」に分けられています。ヤマシマウマは、ケープヤマシマウマとハートマンヤマシマウマの2亜種に分けられて、どちらも山地の草原の他、かんそうした岩の多い山岳やなだらかな丘が続く丘陵地帯にも生息しているシマウマです。

かみね動物園にいるヤマシマウマの最大の特徴は、首元にぶら下がっている「肉垂」です。これはウシ科の動物では見られることがありますが、他のシマウマには付いていません。また、岩場にもたえられるようひづめがとてもかたく、基本的には1頭のオスと複数のメスで構成される群れで生活する動物です。


首元にある肉垂

 

日本で希少な種類の ハートマンヤマシマウマ

野生では群れで暮らすハートマンヤマシマウマですが、日本には数頭しかいません。現在、かみね動物園にはキララというメス1頭がいます。となりにいるキリンとふれ合ったり、かくされたえさを探したりしながら過ごすことが多いです。

シマウマはどれも同じように見えるかもしれませんが、しま模様の入り方など種類ごとにちがいがあります。まずは、かみね動物園でキララの肉垂を見つけてみてください。


体に付いた虫やよごれを落とすため、砂浴び中

 

日立市かみね動物園ニュース

飼育の日クイズラリー

4月19日の「飼育(419)の日」にちなんで、飼育員の仕事についてのクイズラリーを開催します。また、動物園で働く飼育員や獣医師、園長の1日の様子を期間限定で掲示します。開催日時などくわしくは、かみね動物園公式ホームページに掲載していますので、ご覧の上、お越しください。


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3