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2022.02.14

【岩見版|中高生版】学校の取り組みを紹介!北海道岩見沢農業高等学校

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北海道の未来の農業を担うスペシャリストを輩出している北海道岩見沢農業高等学校。畜産科学科のみなさんは、乳牛や豚や鶏などの飼育から、知識・技術をはじめ環境保全や農業経営を学んでいます。今回は、そんな畜産科学科のみなさんの活動を紹介します。

資源循環型農業を実践!

畜産科学科のみなさんは、家畜の命にふれながら、家畜の飼養、畜産物の生産、飼料作物の栽培、環境と調和したふん尿処理、食品製造、流通のフードシステムについて学んでいます。広い敷地内には、牛舎や豚舎、鶏舎をはじめ、畜産実験棟、資源循環バイオ実習室があり、これからの北海道の畜産を考えた、環境に配慮した施設でさまざまな実習を行っています。

畜産科学科飼料・資源循環バイオ班では、実験施設において消化液(家畜のふん尿を発酵処理して無臭化した液体肥料)に関する実験を行っています。高分子凝集剤を使って消化液のにごりを取ります。牛舎・豚舎で、し尿を地下のタンクに一時的に溜め、その後、資源循環バイオ室に移送し、嫌気発酵・好気発酵の2段階の発酵処理を行うことで無臭化された消化液となります。この消化液は校内の圃場に散布され、農地に還元。また、飼料作物を栽培し、家畜に与えることで、資源循環型農業を実践しています。

命が循環する畜産を

飼料・資源循環バイオ班のプロジェクト学習では、消化液を用いて主に飼料作物であるデントコーンを栽培しています。デントコーンは、飼料用のトウモロコシで、家畜のえさの中では最もエネルギーが高いものです。消化液の有用性を調べる実験・実習に取り組み、生徒のみなさんは、生育の調査や栽培管理・収穫調整などを通して環境に配慮した飼料生産について学んでいます。

また、消化液を家畜の飼料生産だけではなく、食料生産としての野菜や畑作物の生産に有効に活用するため、たい肥や消化液を用いた無化学肥料による試験栽培にも取り組んでいます。

資源循環型農業は、施肥方法や農法を工夫することで、温室効果ガスの排出抑制につながり、農業分野における脱炭素化の実現に貢献します。これからも、岩見沢農業高校畜産科学科では、土、飼料作物、家畜、そして人間と、命が循環する畜産を目指していきます。

消化液凝集試験の様子

消化液貯留槽の調査と消化液のくみ上げ

無化学肥料で栽培したダイコン

デントコーンを栽培

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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