【新潟市水族館マリンピア日本海だより】飛べるペンギン?「ウミガラス」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
新潟
動物園だより
2022.02.14

【新潟市水族館マリンピア日本海だより】飛べるペンギン?「ウミガラス」

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ウミガラス

学名:Uria aalge
チドリ目 ウミスズメ科
生息地:太平洋北部、大西洋北部、北極海

夏羽と冬羽で模様が異なります。冬になると、頭の下半分が白くなります。

飛べるペンギン?

「ペンギンに似ているけど、ちがうの?」ウミガラスを見た人がよく口にする疑問です。陸上でよちよち歩き、水中でかっこよく泳ぐところは、確かにペンギンに似ています。しかし、ペンギンではありません。大きなちがいは、ウミガラスは空を飛ぶことができるところです。

もう1つのちがいは、夏と冬で羽が生えかわり、外見が変わるところです。 全長約44㎝のウミガラスの体は、フンボルトペンギンより小さいですが、つばさはウミガラスの方が大きいです。

そのつばさを使って、水の中を飛ぶように泳ぎます。ウミガラスが飛ぶためには助走が必要なので、マリンピア日本海で飼育している5羽のウミガラスの飛ぶ姿を見ることはできませんが、水中を泳ぐ姿を見れば飛んでいるところを想像できるかもしれません。


つばさの標本。上がウミガラス 下がフンボルトペンギン

マリンピアへようこそ

マリンピア日本海では、ウミガラスを2021年4月から展示しています。日本海側では初めての展示です。「新しい環境に慣れてもらい、できれば繁殖も成功させたい」と飼育員は話します。

ウミガラスがひなを産み育てる繁殖地は、日本では北海道にある1つの島のみ。保護活動の成果もあり、日本で野生のウミガラスを見る機会が少しずつ増えてきています。新潟県に近い東北地方でも見られることがあります。マリンピア日本海の展示を通して、ウミガラスに興味を持ち、身近に感じることができたらうれしいですね。


水中を飛ぶように泳ぐ

 

マリンピアニュース

何の子どもかな?

フンボルトペンギンの卵や生まれたてのひなを見たことはありますか? マリンピア日本海の本館地下1階でフンボルトペンギンの誕生と成長について、パネルと動画で紹介しています。ふだん見られない巣穴の中の様子を見ることもできます。最終日は2月27日(日)。詳細はHPをご覧ください。


写真提供:新潟市水族館マリンピア日本海

新潟市水族館マリンピア日本海
〒951-8555 新潟市中央区西船見町5932-445
TEL 025-222-7500
https://www.marinepia.or.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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