奈良
動物園だより
2022.02.14

【橿原市昆虫館だより】リュウキュウアサギマダラ

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リュウキュウアサギマダラ

 

学名:Ideopsis similis

英名:Ceylon Blue Glassy Tiger
チョウ目 タテハチョウ科
生息地:日本の南西諸島、中国南部、台湾、東南アジア

おしりだけでぶら下がっているサナギ

アゲハチョウの仲間よりも長生きします

リュウキュウアサギマダラの成虫は、はねを広げると7・5㎝ほどの大きさになります。青色地に黒色のしま模様があり、オスとメスで模様の差はほとんどありません。卵から成虫になるまでは、1カ月半ほどかかります。

成虫の寿命はチョウにしては長く、橿原市昆虫館の放蝶温室では平均1カ月半ほど、2、3カ月生きるものもいます。また、冬でもある程度冷える地域に生息している野生のリュウキュウアサギマダラは、集団で留まって冬を越す習性が知られています。


放蝶温室のリュウキュウアサギマダラ

特殊な毒で外敵から身を守る!

幼虫は、ツルモウリンカという植物の葉っぱを食べます。この植物には毒素がふくまれているため、幼虫時代にこれを食べると成虫になっても毒を持ち続けています。また、成虫になると別の毒素がふくまれる花のみつを好み、その毒も体内にためこみます。リュウキュウアサギマダラが属しているマダラチョウの仲間は、同じように体内に毒を持っていて、鳥などに食べられないといわれています。

一方で、その毒の多くはカマキリには効かず、ほとんどがカマキリには食べられてしまいます。しかし、リュウキュウアサギマダラの持つ毒は少し特殊で、少なくとも一部の種類のカマキリはリュウキュウアサギマダラの成虫を食べないことが橿原市昆虫館の研究で分かりました。


リュウキュウアサギマダラの幼虫

かしはらしニュース

外来種の昆虫(ハゴロモの仲間)が急速に分布を拡大中

成虫(写真左)は茶色で、頭からはねの先まで1・5㎝ほどです。幼虫(写真右)は体から出したロウ状の物を羽毛のような形にして体に付けています。色々な樹木のしるを吸うため、海外では農業の被害が報告されています。橿原市では2021年9月に確認されました。


写真提供:橿原市昆虫館

橿原市昆虫館
奈良県橿原市南山町624
TEL:0744-24-7246
https://www.city.kashihara.nara.jp/article?id=5c52229d65909e2ebea90610
協力・監修/橿原市昆虫館

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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