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ネイチャーポジティブは、自然を守るだけでなく、状態が悪くなった自然を元気にしていこうという考え方。森や海の環境破壊が進み、多くの生き物が減っている今、私たちの暮らしにも大きな影響が出始めています。今回は、ネイチャーポジティブについていっしょに学びましょう。

ネイチャーポジティブって何だろう?
みなさんは、ネイチャーポジティブという言葉を聞いたことはありますか?ネイチャーポジティブとは、生物多様性が失われる流れを止めて、回復させることを指します。自然は、私たちの暮らしを支える大切な存在です。例えば、虫や鳥が花粉を運ぶことで野菜や果物が実り、森が空気や水をきれいにしてくれます。こうした自然の働きがあるからこそ、私たちは安心して生活できるのです。しかし近年、開発や公害、気候変動の影響などによって、そのバランスが くずれてきてしまっています。
まずは身近な自然に目を向けよう
これ以上自然を減らさないようにするだけでなく、状態が悪くなった自然を回復させることが必要です。これがネイチャーポジティブの考え方で、世界では2030年までに自然の減少を止め、2050年には人と自然が共存する社会を目指しています。
ネイチャーポジティブ実現のための取組は、私たちの普段の暮らしと直結しています。特別な場所の保全だけでなく、ごく身近な自然をしっかり守って、身近な生き物が当たり前に見られる環境を残していくことも大切です。まずは、身近な場所の自然に目を向けていきましょう!
生物多様性とは?
生物多様性は、全ての生き物が持つさまざまなちがいや、それらの関わりを指します。大きく①遺伝子の多様性、②種の多様性、③生態系の多様性の3つのレベルで考えることができます。
生態系の多様性
森林、湿原、里地里山、河川干潟、サンゴ礁など、いろいろなタイプの自然があることです。異なる生態系があることで、地球全体の環境が健全に保たれます。

種の多様性
動植物から細菌などの微生物まで、いろいろな生き物がいることです。地球上には未知のものもふくめると3,000万種が存在し、多様な生き物がいることで、生態系がバランスを保ち、安定した環境が保たれます。

遺伝子の多様性
アサリの貝殻の模様が千差万別であるように、同じ種でも遺伝子のちがいによる多様な個性があります。このちがいがあることで、病気や環境の変化に適応しやすくなり、種全体の生き残る力が強くなります。

生物多様性が私たちの生活を支えている!
動物や植物、目に見えない微生物など、地球には3,000万種もの生物がいるといわれています。 私たちの毎日の食事や医療、文化、産業など、生物多様性からのめぐみが無ければ成り立ちません。 身の回りの物がどんな生物多様性とのつながりがあるのか、調べてみましょう。



生物多様性見える化マップをチェックしよう!
ネイチャーポジティブの実現に向けて、それぞれの地域の自然を保全することが重要です。環境省が推進、提供している「生物多様性見える化マップ」では、日本各地の生物多様性の状況や、その地域の取組などをチェックすることができます。みなさんが住んでいる場所や気になる地域を調べてみましょう。
\ 生物多様性見える化マップでは /
生物多様性情報
自治体毎の保全状況・目標
生物分布・生物種リスト
を見ることができます。

30by30とは?
30by30(サーティ・バイ・サーティ)は、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標です。2022年12月に、生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」で、国際的に取り組む目標として盛りこまれました。目標達成のためには、国の取組に加え、私たち個人の意識も変えていくことが重要です。
制作協力・監修:環境省自然環境計画課
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。






