茨城
動物園だより
2022.01.20

【日立市かみね動物園だより】アミメキリン

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アミメキリン

 

学名:Giraffa camelopardalis
偶蹄目 キリン科
生息地:ソマリア・ケニア・エチオピア

お母さんのお腹の中には人間より長い15カ月間います。生後1週間ごろから、親と同じえさを食べ始めます。

角が5本も付いている

キリンはウシに近い動物で、キリン科の仲間にはオカピがいます。キタキリン、ミナミキリン、マサイキリンと、かみね動物園にいるアミメキリンの4つの種類に分けられます。大きな体をしていて、オスは高さが4~5.5m、体重が700~1,500kgあって、赤ちゃんも大きく生まれてきます。当園で生まれた赤ちゃんの体重は、60kg〜80kgでした。

キリンは、樹木の葉を食べる反芻動物です。鼻からあごまでの鼻口部の幅はせまく、長いくちびると45cmまでのばすことのできる舌があるので、高い所にある葉を食べることができます。角が全部で5本あることも、特徴です。額にあるコブの形をした角が1本、長くのびた角が2本、そしてその後ろに、小さな角が2本あります。オスは、頭の額から上の部分がメスよりもゴツゴツしていて、頭の重さはメスの3倍である約13kgにおよびます。


よく見ると角が5本あるのが分かります

 

のんびり座っている姿は貴重

動物園の1番おくのエリアに、父シゲル(17才)、母キリナ(12才)、仔クルミ(1才・メス)の3頭からなるキリンの家族がいます。2014年以降に生まれた3頭のキリンの中でも、3番目に生まれたクルミは人なつっこい性格で、毎日飼育員をほっこりとした気持ちにしてくれます。動物園では、敵に出合うことはないので、のんびり座っていることもありますが、これは野生ではなかなか見られない貴重な姿です。

のんびりと地面に座るキリナ

 

日立市かみね動物園ニュース

動物園わくわくワークショップ「ネズミの遊園地を作ろう」

かみね動物園では、動物がより快適に、豊かに暮らせるようさまざまな工夫をしています。今回は、身近な物を使って、小さなネズミの遊具を作るワークショップを開催します。参加者のみなさんが作った遊具で、どんな遊園地ができるでしょうか。開催は1月30日(日)です。HPをご覧の上、ぜひご参加ください。


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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