【京都市動物園だより】ウマの仲間で最小の種大きく長い耳が特徴「ロバ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2024.05.07

【京都市動物園だより】ウマの仲間で最小の種大きく長い耳が特徴「ロバ」

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今月のどうぶつ:ロバ

学名:Equus asinus
奇蹄目 ウマ科
生息地:家畜として世界各国で飼育

耳が長く大きいことから「うさぎうま」とも呼ばれます。

ウマの仲間で最小の種
大きく長い耳が特徴

ロバはウマ科の中で最も小型の種で、ウマと遺伝子的にも似通った動物です。体高は90~150㎝ほどで、毛色は茶色や灰色、白、まだら模様などさまざま。たてがみと前髪は短く直立し、背中には十字の模様があります。

ウマと異なる特徴は、耳が大きくて長いこと。また、しっぽも、ウマは全体が毛でおおわれているのに対し、ロバは先の方にだけ毛が生えています。

寿命は30〜40年。性質はおだやかですが、神経質なところもあり、気が向かないと全く動こうとしないこともあります。

背中の十字の模様

小柄でも丈夫で力持ち
昔から荷物の運搬で活躍

現在、荷物を運んだり、乗って移動したりするために飼育されているロバは、6千年ほど前に野生のアフリカノロバを家畜化したものと考えられています。日本ではウマが荷物や人を運んでいたため、飼育された歴史はほとんどありませんが、寒さにも暑さにも強く、丈夫で、小柄なわりに重い物を運べるので、優れた家畜として世界中で飼われるようになりました。

ロバはウマほど速くは走れませんが、持久力があり、数日間水を飲まずに過ごすことも、枯草などの粗食にたえることもできます。約100㎏もの荷物を運ぶことができるといわれ、整備されていない道路や山道などの悪路を歩くのも得意。中近東や地中海地域、中国の山間部などで、交易や長距離の物資運搬にも重宝されてきました。

園内「おとぎの国」にいるよ

きょうとニュース

新しい仲間が増えました!

しながわ水族館から、グリーンイグアナ(メス・年齢不明)がやって来ました!グリーンイグアナは水辺の樹上で暮らし、木に登るためにしっかりとしたつめが生えています。あごの横には大きな円形のうろこがあるのも特徴です。木の葉や果実を食べる、草食のトカゲです。熱帯動物館に会いに来てくださいね!


写真提供/京都市動物園

協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/

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エコチル編集部

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