【円山動物園だより】さまざまな品種「モルモット」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
動物園だより
2024.05.07

【円山動物園だより】さまざまな品種「モルモット」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:テンジクネズミ(モルモット)

げっ歯目/テンジクネズミ科
【原産地】ペルー

円山動物園にはオス13頭、メス17頭、不明2頭がいます。

さまざまな品種

モルモットは、もともとはペルーに生息しているテンジクネズミを、食用やペットとして家畜化した動物です。毛の長さや色、やわらかさなどがちがう、さまざまな品種が生み出されていて、世界には約100種類のモルモットがいるといわれています。

円山動物園では、4種類のモルモットを飼育しています。毛が短く、真っ直ぐなイングリッシュ。体に複数のつむじがあり、毛がいろいろな方向に向いているアビシニアン。つむじが頭に1つだけあるクレステッド。縮れてふわふわとした毛のテディ。個体により性格はさまざまですが、モルモットは臆病で、かくれる場所が無いと落ち着きません。群れで過ごし、うれしいときは小さい声でほにょほにょと鳴いたり、おこっているときは低い声で鳴いたりと、感情表現が豊かです。

毛が短く、真っ直ぐなイングリッシュ

つむじが複数あるアビシニアン

念入りな健康チェック

オスは体重が1㎏をこえるものもいますが、メスは700~900gです。生まれたときは約60~70gと小さいのですが、毛も歯もしっかりと生えていて、すぐに食べたり歩いたりできるようになります。えさは乾草と野菜、ビタミンCを補うためのペレットです。2週間に1~2回程度、健康チェックをします。まずは体重測定。そして、体をさわって、けがをしている所は無いか、耳あかはたまっていないか、歯はのび過ぎていないかなど、個体ごとに細かく確認します。

今後、モルモットについて学べるガイドを予定しています。詳細が決まりましたら、HPに掲載します。ぜひ、個性豊かなモルモットを観察しに来てくださいね。

縮れてふわふわとした毛のテディ

まるやまニュース

「第18回アースデイin円山動物園」を開催!

アースデイは、「地球のことを考え行動する日」をテーマに、だれでも参加できる、環境問題を考えるイベントとして、世界各国で開催されているよ。ぜひ円山動物園のアースデイに参加してね!

日時:5/18(土)、19(日)10:00~16:00

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

質問

夜間は何人で動物たちを見ていますか?

答え

円山動物園では、飼育員が夜勤をすることは基本的にありません。動物や施設に異常が無いか確認するため、夜間警備員が園内を見回っています。また、ほとんどの動物舎にカメラが付いていて、夜間の行動は次の日に確認できます。必要なときは飼育員が動物園にとまることもあります。昨年8月のゾウの出産の際には、飼育員が交代で動物園にとまり、何かあったらすぐに手助けできるようにしました。


協力・監修/札幌市 円山動物園

札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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