【エコチル特集】気温が上がるだけじゃない！「地球温暖化」を学んで地球を守ろう

世界中で問題になっている「地球温暖化」。地球の気温が上がることだけど、問題はそれだけじゃないんだ。今回は「地球温暖化」とみんなが地球のためにできることについて考えてみよう。

「地球温暖化」で食べ物が足りなくなる!?

みんなは、「地球温暖化」がなぜ問題になっているか知っているかな。世界中で平均気温が上がっているだけでなく、海面の上昇、干ばつや台風など異常気象の増加、病気の増加など、たくさんの影響が出ているんだよ。特に異常気象の影響は大きくて、このまま「地球温暖化」が進むと、生き物が減ったり、農作物の採れる量が減ったりして、食べ物が減ってしまうかもしれないんだ。

「地球温暖化」が進まないようにしたいけど、原因は何なんだろう。大きな原因は、人間が大気中に出す、CO₂（二酸化炭素）など温室効果ガスと呼ばれるものだと考えられているよ。本来、温室効果ガスは地球の周りを取り囲んで地球を暖める役割をしていて、平均気温を約14℃という生き物にとって快適な気温にしてくれるんだ。でも、今はその温室効果ガスが増え過ぎてしまって、気温が上がっているんだよ。だから、「地球温暖化」が進まないようにするためには、CO₂を減らすことが重要なんだ。

CO₂を減らす方法はいろいろある！

じゃあはどんなときに出るんだろう。電気を作ったり、車や船などを動かすときに、たくさん出ることは知っている人も多いかもしれないね。でも実は、みんなが食べている食べ物も着ている洋服もCO₂を出しているんだよ。TシャツがCO₂を出すの？と思うかもしれないね。Tシャツを着ると出るわけではなくて、Tシャツが作られて捨てられるまでに、CO₂が出ているということなんだ。だから、みんなの元に届くまでに、できるだけCO₂が出ていない商品を選ぶと、CO₂排出量を減らせるよね。

大阪府では、この見えにくいCO₂の量を分かりやすくする取り組みをしているよ。みんなも大事な地球を守るためにも、買い物をするときに気にしてみてね！

地球温暖化が進むと何が起きる？

豪雨・台風など異常気象が増える
平均気温が上がることで、異常な暑さ、豪雨、台風、干ばつなどが増えると考えられているよ。

生き物の種類が減る
猛暑など異常気象で環境が変わってしまい、生きることができない生き物が出てくるよ。

海の水が増えて住める場所が減る
南極などの氷がとけて海面が上がり、低い土地や島は海にしずんでしまうかもしれないんだ。

水や食べ物が足りなくなる
干ばつや豪雨の影響で、水が足りなくなったり、農作物の収穫量や生き物が減って食べ物が足りなくなったりするかもしれないんだ。

病気が増える
熱中症など猛暑による病気が増えたり、暑い地域にしか無かった感染症が増えたりする可能性があるよ。

身の回りのもののCO₂排出量を考えてみよう

全ての商品は、作られてから捨てられるまでに、たくさんのエネルギーが使われるよ。そして、エネルギーを使うとき、CO₂など温室効果ガスが出てしまうんだ。それぞれの工程で出たCO₂の量を計算したものを「カーボンフットプリント」（炭素の足跡）といって、CO₂排出量がパッケージに書かれている商品もあるよ。スーパーなどでチェックしてみてね。

かんジュースの「カーボンフットプリント」を見てみよう

大阪版カーボンフットプリントで地球に優しいショッピングをしよう！

大阪府では、みんなが買い物をするときに、商品のCO₂排出量が分かりやすいように、大阪府ならではのラベルを作る取り組みをしているよ。

大阪版カーボンフットプリントって何？
大阪府内で育てられた野菜・果物、それらを使った商品について、一般的な商品と比較して、減らせるCO₂の量を表示したラベルを付けているよ！

大阪産（もん）※に付いているのは何で？
作った商品を運ぶとき、車や飛行機、船を使うとたくさんのCO₂を出してしまうよね。近くで作っているものを買えば、それだけCO₂を減らせるから、大阪産（もん）に付けているよ。
※大阪産（もん）とは：大阪府内で作られた農林水産物とそれらを使用した加工品のこと


[エーコープ近畿 JAファーマーズプチ星田店、 JA全農ファーマーズららぽーと和泉店]	[スーパーマーケットサンプラザ府内全35店舗]