【エコチル特集】実は東京都には自然がたくさん!!生物多様性の大切さを知ろう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
特集
2024.04.08

【エコチル特集】実は東京都には自然がたくさん!!生物多様性の大切さを知ろう!

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食べ物、木材、医薬品など、私たちの生活は多様な生きものを利用することで成り立っているよ。そんな多くのめぐみをあたえてくれる生物多様性 に危機が訪れているんだ。どういうことなのかな? くわしく見ていこう!

生物多様性って何だろう?

私たちが暮らす地球には、3000万種類もの生きものがいるといわれているよ。全ての生きものは長い歴史の中、異なる環境下で自分たちの生きる場所を見つけながら共に進化。それぞれの個性を認め合い、おたがいにつながり、直接的・間接的に関わり合ってきたんだ。このことを“生物多様性”とよぶよ。

この生物多様性には、森林、河川、湿原などいろいろなタイプの生態系があることを示す「生態系の多様性」、いろいろな生きものがいることを示す「種の多様性」、同じ種でも、形や模様、生態などに多様な個性を持つことを示す「遺伝子の多様性」の3つのレベルの多様性があるよ。

東京都の生物多様性は どうなっているの?

東京は、本土部から小笠原諸島にかけて南北約1700㎞におよび、高低差は2000m以上、亜寒帯(雲取山)・亜熱帯(小笠原諸島)・熱帯(沖ノ鳥島)という幅広い気候も存在しているんだ。さらに、公園などの緑地が整備された都心部、屋敷林や田畑が残る住宅地、生物多様性の宝庫である里山や雑木林など、豊かな自然環境も! そのため、東京には多様で豊かな生態系が残されているよ。

都で作っている「東京都の保護上重要な野生生物種〜東京都レッドリスト〜」は絶滅の恐れのある野生生物の種のリストだよ。最近、見直した本土部では451種(※1)が新たに掲載されたよ。島しょ部だと、伊豆諸島で278種、小笠原諸島で286種が掲載されているんだ。かつて身近にいた生きものでも、絶滅のおそれがある物も数多くなっているということなんだ。

私たち人間も水や空気、食料や薬の原料など、さまざまな生物多様性のめぐみを受け取っているよ。それらのどれをとっても、自然のめぐみがなければ成り立たないよ。大切な生物多様性を守るためには、どうすればいいのか、みんなでいっしょに考えていこう!
(※1) 2020年版は、その後見直し版が出ています。
参考: >>>「東京都生物多様性地域戦略 普及版 令和5(2023)年12月」 

東京いきもの調査団からいろいろなことが分かったよ!

「東京いきもの調査団」では東京都・専門家・都民が一体となり、市民科学の力をかりて「みんなでつくる野生生物目録」の実現を目指しているよ。都内に暮らす一人ひとりが調査員! 都内のあらゆる場所に生息・生育する動植物の情報をアプリ「Biome」から集めているよ。これまでに「2023夏編」と「2023秋編」を合わせて8000種以上が投稿されているんだって。 みんなも「東京いきもの調査団」に参加してみよう!
>>> 東京いきもの調査団の詳細はこちらから!

こんな生きものが投稿されたよ!

生物多様性を守るために、私たちにできること!

生物多様性を守るためには、身近な所から行動することが大切だよ。次のことを参考に、できることから始めてみよう!
参考:環境省「MY行動宣言」

自然を体験! 「里山へGO!」

東京都では里山活動に参加してみたい人を募集しているよ。森の手入れや自然観察、田んぼの活動、クラフト体験など、さまざまな活動があるから、ぜひ応募してみてね。
>>> くわしくはこちらから!

生物多様性と4つの危機

生物多様性が直面している4つの危機を説明していくよ!

第1の危機
人の生活や開発などによる影響
森林を伐採して住宅を建てたり、海岸をうめ立てたりするなどの開発行為にともなう生息・生育地の減少、観賞や販売目的の生きものの乱獲により、生きものの数が減少しているよ。

第2 の危機
里地里山などの手入れ不足による影響
かつての日本では、農耕や生活のため、山の木々からまきを切ったり、落ち葉を集めて肥料にしたりなど、地域の自然を有効に利用していたけれど、人間の生活が大きく変わったため、それらの自然が手入れされずにあれてきているんだ。また、狩りをする人が減って、イノシシやニホンジカなどが増え、生きもののすみかとなる生態系に影響をあたえているよ。

第3の危機
外来種などの持ちこみによる生態系のかく乱
人の手によって持ちこまれた外来種は、日本に元々いた生きもの(在来種)を食べたり、生息場所をうばったりするなどの影響をあたえている他、在来種と交雑して遺伝的なかく乱をもたらすなどの影響をあたえているよ。例えば、身近なアカミミガメは在来のカメとエサや日光浴の場所を取り合っているし、海外からの貨物にまぎれて運ばれてくるヒアリは、強力な毒を持っていて、定着すると在来のアリを捕食してしまうよ。

写真:環境省

第4の危機
地球温暖化の問題
地球温暖化にともなう気候変化により、生きものの分布域や、植物の開花・結実の時期に変化が起きているよ。例えば、元々は東京より南に生息していた昆虫のクマゼミが、温暖化により東京に定着できるようになったりしているんだ。


協力:東京都

エコチル3月号「巻頭特集」SDGsクイズのQ5、Q8の答えがまちがっておりました。正しくは、Q5 A、Q8 Cとなります。ここに訂正し、お詫びいたします。

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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