【金沢動物園だより】最も背の高い動物「キリン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
動物園だより
2023.06.05

【金沢動物園だより】最も背の高い動物「キリン」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:キリン

学名: Giraffa camelopardalis

生息地:アフリカ大陸サハラ砂漠以南の森林地帯やサバンナ
鯨偶蹄目 キリン科

キリンとオカピは同じキリン科の仲間で毛に おおわれた角を持っています。

キリン

オカピ

最も背の高い動物

キリンは陸上で暮らす動物の中で最も背の高い動物です。成長するとオスは5m、メスは4mになり、建物の2階の窓をのぞくことができるほどの高さです。生まれた直後の子でも180㎝もあります。

キリンは首や足、舌が長いのが特徴で、高い場所にある木の葉を食べるのに適した体をしています。50㎝もある長い舌と上唇をうまく使い、木の葉を巻き取って食べます。反対に低い位置にある草を食べるときや水を飲むときは、前足を開いて少し曲げないと届きません。食べているところをじっくり観察すると、長い首の中で飲みこんだものが下がっていく様子を観察できます。

長い舌を出して木の葉をたぐり寄せる

キリンの角

キリンはオスもメスも皮膚と毛におおわれた角があり、抜け落ちて生え変わることはありません。角の中には骨があり、この骨はウシやシカなどのように頭骨がのびたものではなく、皮膚の中に独自に作られる「皮骨」と呼ばれる骨です。

しかも、キリンは生まれたときから角を持っている大変めずらしい動物です。生まれてくるときには内側にたおれていて、徐々に垂直に立ち、のびていきます。そして成長とともに角の骨と頭骨がくっつきます。角がたおれているのを見られるのは大変短い期間だけです。キリンと同じ仲間のオカピのオスも、同じ角を持っています。

内側にたおれている角 (生後6日キリンの子)

かなざわニュース

世界キリンの日

6月21日は「世界キリンの日」です。キリンは最も首が長い動物であることから、昼間の時間が最も長い夏至が「世界キリンの日」とされました。各園でキリンを飼育している横浜市内の3つの動物園では、キリンの日にちなんだパネル展や3園をめぐるシールラリーを行います。横浜のキリンたちに会いに行こう!


写真提供:金沢動物園

金沢動物園【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】

〒236-0042
横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
TEL 045-783-9100
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/

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