【長野市城山動物園だより】アシカとアザラシは何がちがうの?「アシカ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2023.04.10

【長野市城山動物園だより】アシカとアザラシは何がちがうの?「アシカ」

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アシカ

学名: Zalophus californianus
カリフォルニアアシカ 食肉目 アシカ科
生息地:アラスカ南東部からメキシコ中央部にかけての沿岸部

長いひげも特徴の1つ。長いひげはセンサーの役割をし、水中で障害物などを感知できます。

アシカとアザラシは何がちがうの?

まずアシカとアザラシは泳ぎ方がちがいます。アシカは前足を意味する前肢がとても発達していて、泳ぐときは前肢を羽ばたくようにして泳ぎます。陸では前肢で体重を支えてお腹をうかすため、素早く移動できるのです。それに比べてアザラシは前肢が発達していないので、泳ぐときは後肢を使い、体を左右にふって泳ぎます。陸を移動するときもイモムシがはうように体を動かして前に進むので、素早く動くことができないのです。

次にアシカとアザラシは、耳に特徴があります。アシカには耳介と呼ばれる耳たぶが付いていますが、アザラシには耳たぶがないので、簡単に見分けることができます。


前肢をうまく使って泳いだり移動したりする

実は世界中で数が減っている

日本全国の動物園や水族館でよく見かけるカリフォルニアアシカですが、実は野生ではその数を減らしています。地球温暖化による気温や海水温度の上昇で、多くの種類が今まで暮らしてきた場所にすめなくなっているのです。

長野県には海はありませんが、プラスチックごみなどが川に流されてしまうと最後には海まで出てしまいます。アシカやアザラシは好奇心が強いので、浜辺に打ち上げられたプラスチックごみなどで遊び、それが事故につながってしまうことがたくさんあります。

ごみを分別してリサイクルするなど、他人事ではなく私たち1人1人が行動して、きれいな地球を守っていきましょう!


耳介と呼ばれる耳たぶ

じょうやまニュース

—桜まつり—

城山動物園がある城山公園は桜が有名で、園内にも145本の桜の木があります。4月中旬が桜の見頃で、桜と動物たちのきれいな姿を見られます。散った桜の花びらを一生懸命食べる動物がいたり、池には桜の花びらがうかんだりと楽しめる時期です。桜ピンクに染まる動物園に遊びに来てくださいね!


写真提供:城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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