【高知県立のいち動物公園だより】気温や気分で色を変化 昼間に樹上で活動する「パンサーカメレオン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
高知
動物園だより
2022.12.12

【高知県立のいち動物公園だより】気温や気分で色を変化 昼間に樹上で活動する「パンサーカメレオン」

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パンサーカメレオン

学名:Furcifer pardalis
有鱗目 カメレオン
生息地:マダガスカル島

野生では、植物の葉や樹皮から流れ落ちる水を飲みます。動物公園でも、写真のようなドリッパーから水滴を落として動きを付け、水と認識できるよう工夫しています。

気温や気分で色を変化
昼間に樹上で活動する

パンサーカメレオンは、アフリカのマダガスカル島にすんでいます。すむ地域ごとに体の色が異なり、のいち動物公園で暮らしているのはマダガスカル島北部のアンビローブという地域のカメレオンで、カラフルな体の色が特徴です。カメレオンは景色に合わせて体の色を変化させると思われていますが、実際は気温や気分、体調で変えていて、気温が低いと白っぽく、おこると奇抜に、リラックスしていると落ち着いた色に変化します。

昼行性で主に木の上で暮らし、めったに地上に降りることはありません。手と足は、枝をしっかりにぎることができるようになっています。

正面から見たカメレオン

長い舌で昆虫を捕食
目も自由自在に動く

主食は昆虫で、体よりも長い舌をのばして、昆虫を捕食する姿は圧巻です。この長い舌は普段はじゃばら状に折りたたまれていて、えものをねらうときに一瞬でのばします。舌先はベタベタしていて粘着力があります。目は自由自在に動かすことができ、左右それぞれでちがう方向を見ることもできます。

現在、のいち動物公園の展示場にはオス、バックヤードのメスに加えのいち動物公園ではんしょくしたおじいちゃんカメレオンが暮らしています。オスはカラフルで大きく、メスは茶かっ色で小さいことが多いので、簡単に区別できます。

茶かっ色をしているメス

のいちニュース

動物たちにXmasケーキプレゼント

12月25日(日)に動物たちにクリスマスケーキをプレゼントするイベントを開催します!

2006年から続く行事で、飼育スタッフたちがそれぞれの動物の好物で作った、愛情いっぱい、アイデアいっぱいのすてきなケーキをプレゼント。動物たちの反応はもちろん、どんなケーキが登場するのかも楽しみです。


写真提供:高知県立のいち動物公園

高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL 0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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