【京都大学白浜水族館】体は5角形!「ガンガゼ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
和歌山
動物園だより
2022.11.14

【京都大学白浜水族館】体は5角形!「ガンガゼ」

目次 [非表示]

ガンガゼ

学名:Diadema setosum (Leske, 1778)
ガンガゼ目 ガンガゼ科
生息地:房総半島以南、インド洋、西太平洋域

目玉のように見えますが、肛門です

体は五角形!

ガンガゼは、ウニの1種です。ほとんどは、黒っぽい色をしていて、非常にとげが長いです。とげを除いたからの直径は、9㎝ほどになります。とげに白いしま模様がある個体や、部分的に真っ白なとげを持つ個体も見られます。

ガンガゼをふくむウニ類は、ヒトデなどと同じ、棘皮動物の仲間です。多くの動物の体は、頭と尾、背と腹、右と左があります。しかし、棘皮動物は左右が無く、放射状になっています。

ウニ類は、一見するとからが丸く見えますが、よく見ると五角形に近い形をしています。日本近海からは、約160種のウニ類が見つかっています。


五角形になっているのが分かります

毒があるので気を付けて

とげの短いムラサキウニや、バフンウニなどは、気を付けて優しくさわれば、とげがささることはほとんどありません。でも、ガンガゼの長くて細いとげは、非常にささりやすいので、危険です。

また、折れやすく、ささった部分がそのまま残りやすいので、やっかいです。さらに毒もあり、ささるととても痛いです。

古い図鑑などでは、「ガンガゼのとげには返しがあって、ささるとぬけにくい」と書いてあるものがありますが、間違いで、実際には返しはありません。逆に、先の方に向かって、小さなとげがたくさん生えています。


とげの先の部分

京都大学白浜水族館ニュース

新着生物 “ツノダシ”

水族館の職員が、素もぐり採集でほかくしたツノダシを、新着生物として展示中。ツノダシは、体長25㎝ほどになる白黒黄色のしまが美しい魚で、映画「ファインディング・ニモ」に登場するギルというキャラクターのモデルです。展示の個体は、6㎝ほどの幼魚。成長が楽しみです!


写真提供:京都大学白浜水族館

京都大学白浜水族館
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町459
TEL 0739-42-3515
http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/aquarium/index.html

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3