山形
動物園だより
2022.11.14

【鶴岡市立加茂水族館だより】桜がさく時期に川に帰ってくる魚「サクラマス」

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サクラマス

学名:0ncorhynchus masou masou
生息地:日本では北海道近海、東北地方、日本海


1992年に県魚として選定されたサクラマス。 山形県では親しみのある魚です。

桜がさく時期に川に帰ってくる魚

稚魚期を川で過ごし、約1年半後の春に川を下り海に下りて行きます。そして翌年の春、桜がさくころに産まれた川に帰ってきて卵を産みます。その習性から「サクラマス」という名前が付けられました。

体長は50〜70㎝ほどで、平均寿命は3年程度。全体的に黒っぽい体は、海に下りる時期になると模様がうすれて体全体が銀色になります。産卵期になると体には赤い模様が出現し、オスは鼻の辺りがつき出して「鼻曲がり」状態になります。

稚魚のうちは主に水生昆虫を食べていますが、海に下りると浮遊性のアミ類など甲殻類を好んで食べ成長し、大きくなるにつれて小魚やイカも食べるようになります。

産卵期で「鼻曲がり」状態になったオス。体には赤い模様も

たくさん食べてぐんぐん成長中!

当館では、県内の養殖場からやってきた160ぴきを1つの水槽で飼育中です。卵から生まれてから2年目となる現在、約25㎝程度にまで成長しました。

日中はほぼ全個体が水槽のアクリル面に顔を向けて泳いでいます。水流や照明などさまざまな理由が考えられますが、真意は分かっていません。えさは1日で朝夕の2回、エビの仲間のオキアミと、アジやホッケ等を細かく切った魚肉をあたえています。成長するにつれ食べる量は増加中!

たくさん食べて元気に育っています。

えさのオキアミ

かもすいニュース

ヤマメがサクラマスに変身!?

当館に入ると最初の水槽で見られる「ヤマメ」は、実は左で紹介しているサクラマスと同じ魚です。ちがいは暮らす場所。一生を河川で暮らすヤマメに対し、川から海に下りた個体はサクラマスと呼びます。体の大きさや色にどんなちがいがあるのか、見比べてみてくださいね。


写真提供:加茂水族館

鶴岡市立加茂水族館
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
TEL 0235-33-3036
https://kamo-kurage.jp

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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