【長野城山動物園】「フンボルトペンギン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2021.11.02

【長野城山動物園】「フンボルトペンギン」

目次 [非表示]

フンボルトペンギン

学名:Spheniscus humboldti
ペンギン目ペンギン科
生息地:ペルーやチリの沿岸

特徴:全長65~70cm体重3~5kg。胸から両わきにかけて黒い1本の帯模様があります。お腹側の白い部分に黒い斑点模様がありますが、この模様は、個体ごとにちがいます。

ペンギンの生活の場は氷の上とは限りません

みなさんは、ペンギンというと何を思いうかべますか?ペンギンは、雪が多く降り、地面が全て氷でおおわれた、とても寒い所で暮らしているイメージではないでしょうか。全世界には、ペンギンが18種類いますが、実は、氷の世界で暮らしているペンギンは、ほんの少しなのです。

それ以外は、岩場や植物のしげった場所で生活しています。そして、ペンギンは南半球にしか生息していないので、同じように氷の上で暮らすイメージが強いホッキョクグマとは、いっしょに生活することもありません。

城山動物園にいるフンボルトペンギンは南米のチリやペルーに生息しており、サボテンがあるような場所で生活しています。

地面で暮らすフンボルトペンギン

動物園や水族館が繁殖に向けて協力

チリやペルーと同じように、フンボルトペンギンは、日本の気候でも屋外で暮らせます。むしろ日本の気候が合っているのか、多くのペンギンが産まれています。

フンボルトペンギンは、日本の動物園や水族館ではとても多く見られます。しかし、自然界ではどんどん数が減っています。そこで、この貴重なペンギンを守るために日本の動物園、水族館が協力し合って、数を増やす努力をしているのです。

えさに集まるペンギン達

城山動物園ニュース

「ピヨヨン」が仲間入りしました

10月5日(火)に、富山県魚津水族館よりメスの「ピヨヨン」が新しく仲間入りしました。協力してペンギンを増やすための、およめ入りです。城山動物園からは、オスの「アッシュ」が魚津水族館にむこ入りしました。このように、それぞれの園のペンギン同士をお引っ越しさせて、新しい仲間を増やしています。

 


写真提供:長野市城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

 

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エコチル編集部

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