【橿原市昆虫館だより】メスの背中はふさふさしています「カブトムシ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
奈良
動物園だより
2022.01.20

【橿原市昆虫館だより】メスの背中はふさふさしています「カブトムシ」

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カブトムシ

 

学名:Trypoxylus dichotomus
英名:Japanese rhinoceros beetle
コガネムシ科
生息地:日本

メスのカブトムシ

メスの背中はふさふさしています

カブトムシの背中側は、赤褐色や黒色をしています。オスの頭と胸には角がありますが、メスには角が無いので簡単に見分けることができます。メスはオスより毛深く、背中側をさわるとふさふさしていて気持ちがいいです。

生息地は、平地から低山などの雑木林で、クヌギなどの樹液に集まります。ブラシのようになっている口で、樹液をなめます。幼虫のときは、クヌギなどの落ち葉が積み重なっている場所のふ葉土を食べて成長します。


樹液に集まってお食事中

実は鳴くんです

オスはメスへの求愛時などに鳴くことが知られています。キュウキュウやギュウギュウといった音を出し、メスへアピールをします。また、人につかまれたときもおどかすために、この音を出すこともあります。夜行性のため、野外で採集する際は、夜または朝方に雑木林のクヌギに行くと樹液にとまっているカブトムシに出合うことができます。樹液やメスをうばい合うためにケンカをすることがあり、カブトムシ相撲として切り株の上でたたかわせるイベントを見たことがある人も多いと思います。

橿原市昆虫館では、温度管理によって生きたカブトムシを一年中展示しています。また、幼虫やサナギの展示も季節によって実施していることもあります。


ケンカしているカブトムシ

かしはらしニュース

【企画展開催期間】令和4年1月12日(水)〜令和4年3月27日(日)

虫が苦手でも、なぜかこれだけはさわれるという人が多い「ダンゴムシ」にスポットを当てた展示です。日本で見られるダンゴムシは、1種類ではない?まぼろしの青いダンゴムシ?ダンゴムシのおもしろい生態や海外にいる種類などを紹介します。ぜひご来館ください!


写真提供:橿原市昆虫館

橿原市昆虫館
奈良県橿原市南山町624
TEL:0744-24-7246
https://www.city.kashihara.nara.jp/article?id=5c52229d65909e2ebea90610
協力・監修/橿原市昆虫館

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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