【埼玉県こども動物自然公園だより】分類はハイラックス目でゾウに近く、骨格はサイに似ている不思議な動物「キボシイワハイラックス」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2022.01.20

【埼玉県こども動物自然公園だより】分類はハイラックス目でゾウに近く、骨格はサイに似ている不思議な動物「キボシイワハイラックス」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:キボシイワハイラックス

学名:Heterohyrax brucei
ハイラックス目 ハイラックス科
生息地:アフリカ東部、西南部

ecoハウチューにいる動物たち


グンディ
げっ歯目 グンディ科


ビスカチャ
げっ歯目 チンチラ科

キボシイワハイラックスって?

キボシイワハイラックスって知っていますか?一見はネズミの仲間のような印象ですが、分類はハイラックス目でゾウに近く、骨格はサイに似ている不思議な動物です。今回はそんなキボシイワハイラックスの赤ちゃんの能力について紹介します。

生まれてすぐに走り回れる

キボシイワハイラックスの赤ちゃんは、生まれたときにすでに毛が生えそろっていて、まだ体がかわいていないうちから走り回り、数時間もすれば段差のある岩を登り始めます。次の日にはお母さんを追いかけ岩の中腹あたりまで登り、3~4日すると展示室内の岩の一番高い所まで登れるようになります。また、大人をまねして枝や乾草をかじったりするうちにえさも食べ始めます。


生後3日目

これほど生まれてすぐに動けるのには理由があります。キボシイワハイラックスの妊娠期間は約200日間と長く、仔の体が成熟した状態で生まれるからです。生息地である岩場や森林で群れで行動するハイラックスにとって、敵にねらわれやすい仔がすぐ動けることは、群れを守ることにつながると考えられます。生息環境に適応していった結果、赤ちゃんの成長が早まったのでしょう。


生後15日目、採食中

埼玉県こども動物自然公園のecoハウチューでは、2021年10月に生まれたキボシイワハイラックスの赤ちゃん2頭が元気に活動しています。ぜひ会いに来てください。

こども動物自然公園ニュース

カピバラ温泉、始まりました!

今年も冬の人気イベント「カピバラ温泉」を行っています。水辺で暮らすカピバラたちにあったかい風呂が登場。寒い日にお風呂で温まるカピバラたちをぜひお楽しみください。期間は2021年11月16日(火)~2022年3月31日(木)の10時~16時。事前申込は不要です。
※暖かい日はお風呂に入らないこともあります。


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3