【日立市かみね動物園だより】サルやワニをつかまえることもある「ジャガー」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
茨城
動物園だより
2023.01.20

【日立市かみね動物園だより】サルやワニをつかまえることもある「ジャガー」

目次 [非表示]

ジャガー

学名:Panthera onca
食肉目 ネコ科
生息地:メキシコからアルゼンチン北部

ジャガーは、同じネコ科動物のヒョウと似た外見をしていますが、身体に対して頭部が大きく4本の足は太くてがっしりとしています。

サルやワニをつかまえることもあるジャガー

昨年7月、新猛獣舎「がおーこく」のオープンに合わせて、初めてかみね動物園にやって来た2頭のジャガー。黒い体毛のオス「アステカ」と黄色い体毛のメス「小麦」がいます。若くて遊び盛りなので、かけ回ったり木などをおもちゃにして遊んだりする姿を見ることができます。

ジャガーは、トラとライオンに次ぐ大型のネコ科動物です。獲物をとるために、木の上から飛び降りておそいかかったり、水に浮かびながら待ちぶせをしたり、高い身体能力を生かして狩りをします。木登りが得意で、ときにはサルやナマケモノなどをつかまえたり、水中ではカピバラやワニなどをとらえたりすることもあるほどです。


黄色い体毛

体毛の色は遺伝で決まる

ジャガーには、黒い体毛と黄色い体毛のものがいて、黒い体毛はめずらしいと思われがちですが実はちがいます。体毛が黒ベースになるか、黄色ベースになるかは親から受けつぐ遺伝子で決まります。人間で例えると、かみの毛がくせ毛か直毛か、まぶたが一重か二重か、血液型がA型かO型か、などと同じような仕組みです。

ジャガーは黒い体毛になる遺伝子が顕性(外見に現れやすい遺伝子)で、黄色い体毛になる遺伝子が潜性(外見に現れにくい遺伝子)なので、そういう意味では黄色い体毛の方がめずらしいと言えるかもしれません。黒い体毛でも黄色と同じような斑紋はうっすらと見ることができるので、ぜひかみね動物園で観察してみてください。


黒い体毛

日立市かみね動物園ニュース

動物たちへの年賀状を掲示&チンパンジー「フク」誕生日会

昨年11月のイベント「動物たちに年賀状を書こう」で、みなさまに書いていただいた年賀状を掲示します。掲示期間は1月2日(月・振)~1月29日(日)です。  そして1月20日は、令和3年に当園にやって来たばかりのチンパンジー「フク」の11才の誕生日です。
誕生日会は翌日、1月21日(土)に開くので、ぜひおこしください。


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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