【食育特集】牛乳・乳製品をとろう|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
食育特集
2024.03.11

【食育特集】牛乳・乳製品をとろう

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成長期には、牛乳や乳製品に多くふくまれるカルシウムをとることが大切だよ。 カルシウムの働きや、1日にどれくらいのカルシウムをとれば良いかなど、いっしょに見てみよう。

北海道は 全国1位の酪農王国

北海道は日本最大の酪農地帯。飼育されている乳牛の数は、84万頭(全国の62%)で全国1位。生乳の生産量も425万t(全国の56%)で全国1位。北海道で酪農が盛んな主な理由は、広い台地からおいしい牧草がたくさんとれることと、乳牛が北海道のすずしい気候を好むから。北海道では牛乳だけでなく、バターやチーズなどのおいしい乳製品もたくさん生産されているよ。
※生乳…牛乳や乳製品の原料になる乳牛からしぼったままの乳のこと

成長期にカルシウムで骨の貯金をしよう

骨の成長が活発な小学生の時期に骨を丈夫にしておくと、将来、骨粗しょう症(骨がもろく骨折しやすい状態)を防ぐことにつながるよ。丈夫な骨や歯を作るためには、バランスの良い食事と運動が大切。特にカルシウムをしっかりとろう。カルシウムは強い歯や骨を作るだけでなく、体を動かすための筋肉の収縮を助けたり、イライラした気持ちを落ち着かせたりする作用もあるよ。

カルシウムはビタミンDといっしょにとることで、腸での吸収率が高まるんだ。ビタミンDは、魚(サケ、サンマ、イワシなど)やキノコ(マイタケ、エリンギ、エノキなど)に多くふくまれるよ。また、ビタミンDは、日光浴によって体の中で作り出すことができるため、外で元気に遊ぶことも大切だよ。

牛乳200mlで、1日に必要なカルシウムの約1/3をとることができる。給食に出る牛乳パック1本分では1日の摂取目標量には足りないので、おうちでも牛乳や乳製品をとろう。

牛乳(生乳)から生産される乳製品
ヨーグルト、チーズ、生クリーム、バター、練乳、乳酸菌飲料、脱脂粉乳、粉ミルクなど

牛乳アレルギーの人は…
他の食材で必要なカルシウムをしっかりとろう。
・骨ごと食べられる小魚(シシャモ、シラスなど)
・大豆製品(豆腐、納豆など)、野菜類(小松菜、チンゲン菜など)
・海藻(ヒジキ、ノリなど)

参考資料
>>> 農林水産省「牛乳・乳製品」
>>> 農林水産省「大切な栄養素カルシウム」
>>> 農林水産省「子どもの食育」


情報提供:札幌市保健福祉局保健所健康企画課

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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