【天王寺動物園だより】春までの約6カ月間何も食べずに冬眠を「ヨウスコウワニ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2024.03.04

【天王寺動物園だより】春までの約6カ月間何も食べずに冬眠を「ヨウスコウワニ」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:ヨウスコウワニ

学名 : Alligator sinensis Fauvel
英名 : Chinese alligator
生息地:中華人民共和国
ワニ目 アリゲーター科

黄色と黒のしま模様をしたヨウスコウワニ

春までの約6カ月間何も食べずに冬眠を

ヨウスコウワニは小型のワニで、「絶滅危惧種」に指定されています。中国の長江から中央部を流れる“揚子江”という大きな川の下流域や湖・沼・池などに生息しています。

性格は温厚で人をおそうことは、ほとんどありませんが、産卵後のメスは卵を守るために外敵に対して、ほえながら突進することがあります。

屋外のヨウスコウワニは、11月ごろから、えさを食べなくなり、動きも少なくなって穴をほり冬眠に入ります。展示場のシェルター(作り物の岩)内の枯葉や落ち葉の中や、プールにもぐり水底で冬をこし、4月ごろまでの約6カ月間は何も食べずに過ごします。

えさの「コオロギ」

 14年ぶり!国内では2園目 2023年8月に赤ちゃんワニ誕生

野生での主食は貝類で、魚や鳥も食べます。天王寺動物園では、魚(コイ、ニジマス)、ラット(ネズミ)、鳥(ウズラ、ニワトリ)などにカルシウム・ビタミンを加えて、あたえています。

5月ごろには発情期をむかえ、求愛行動は、太鼓をたたく音のような鳴き声が特徴的です。交尾が成功するとメスは“ほり”のような形の巣を作り、そこに10~40個の卵を産み、産卵から約60日後にふ化します。

天王寺動物園では、2023年8月に3頭の赤ちゃんが産まれました。これは2009年以来14年ぶりで国内2園目となる貴重な繁殖です。2024年元旦から「爬虫類生態館アイファー」で赤ちゃんワニを展示していますので、愛らしい姿を見に来てくださいね。

ヨウスコウワニの赤ちゃん

てんのうじニュース

ミシシッピーワニ

天王寺動物園では、メス2頭のミシシッピーワニを飼育しています。名前は「サカイ」と「ヨツバシ」です。ワニの仲間はアリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科の3つに分けられますが、飼育しているミシシッピーワニは、アリゲーター科のワニです。


写真提供:天王寺動物園

協力・監修/天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3