【マリンピア日本海だより】マリンピア日本海までの道「コンペイトウ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
新潟
動物園だより
2023.02.13

【マリンピア日本海だより】マリンピア日本海までの道「コンペイトウ」

目次 [非表示]

コンペイトウ

学名:Eumicrotremus asperrimus
スズキ目 ダンゴウオ科
生息地:山口県以北の日本海、北海道周辺からアラスカ湾


吸盤になっている腹びれで岩や貝などにくっつきます

マリンピア日本海までの道

ゴツゴツしたコブにおおわれている丸い体がコンペイトウに似ていることからこの名が付いた深海魚は、おかしのコンペイトウとちがって食用ではありません。

コンペイトウは日本列島周辺では水深900mより浅いところに生息するため、近い水深に生息するホッコクアカエビなどの食用深海生物の漁で、いっしょに採集されることがあります。コンペイトウは、マリンピア日本海が漁師の協力で入手している深海生物の1つです。

採集されたコンペイトウは、深海の水温に近い温度で運ばれてきます。急激な水圧の変化でういてしまう個体や、採集時に傷ができる個体もいるため、しばらく様子を見た後に展示水槽に移します。


水圧の変化でういた個体

卵を守るのはオスの役目

コンペイトウの水槽の中にエゾボラモドキという巻貝のからを置きます。これは、繁殖をうながすためです。コンペイトウのメスは巻貝の中に産卵をして、その卵がふ化するまでオスが保護します。巻貝のからを置くと、1つの巻貝につき1ぴきのオスが入ります。

オスは体長7㎝くらいなのに比べ、メスは体長が12㎝にまでなります。産卵の時期になるとメスはオスが入っている巻貝に近づき、貝の中に産卵します。マリンピア日本海に来たときに、ぜひ巻貝に入ったオスを探してみてください。


巻貝に入ったオス

マリンピアニュース

深海生物入手

冬季は、深海生物の採集シーズン。深海は水温が低いため、表層との水温差の小さい冬が、状態良く採集できる絶好の時期となります。これからホッコクアカエビやザラビクニンに加え、コンペイトウなど、深海生物が続々と集まってきます。この機会に、佐渡海峡の深海生物をぜひ観察しにご来館ください。


写真提供:新潟市水族館マリンピア日本海

新潟市水族館マリンピア日本海
〒951-8555 新潟市中央区西船見町5932-445
TEL 025-222-7500
https://www.marinepia.or.jp/

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