【高知県立のいち動物公園だより】ハムスターより大きくしっぽが無いのが特徴「モルモット」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
高知
動物園だより
2023.01.20

【高知県立のいち動物公園だより】ハムスターより大きくしっぽが無いのが特徴「モルモット」

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モルモット

学名:Cavia porcellus
げっ歯目 テンジクネズミ科
生息地:南米全域

モルモットは、体内でビタミンCを作ることができないので、野菜をあたえています。ビタミンCが不足すると、骨の変形などを起こします。

ハムスターより大きくしっぽが無いのが特徴

モルモットの野生種は、ペルー、ブラジル、ボリビアなどの南米全域に分布しています。ネズミの仲間で、和名は「テンジクネズミ」といいます。指は前足が4本、後ろ足が3本。ハムスターより大きく、しっぽが無いのが特徴です。

妊娠期間は2カ月間と他のネズミの仲間より長く、一度の出産で1~4頭の子を産みます。子どもの体重は、約50~100g。成長するとメスでは30~45日、オスでは約70日ではんしょくできるようになります。

ハムスターより大きく、しっぽが無い

11月に4頭が生まれる大人のようにフサフサ

のいち動物公園では、毛がちぢれている「テディ」と呼ばれる品種をはんしょくさせました。昨年11月13日(日)の午後4時ごろ、母親が無事4頭を出産。これまでは、夜に出産していて、朝見に行って気づくことがほとんどでしたが、今回は日中だったので出産直後の子どもを見ることができました。

子どもは生まれたときから目も開き、永久歯が生えていて、ミルクの他にもやわらかいえさを食べることができます。そして生後約4週間後には離乳します。毛も大人のようにフサフサです。

今回の子どもたちは、毛がちぢれており両親と同じテディでしたが、毛色は4頭それぞれちがっていました。出産のたびにさまざまなもようや毛の長さの子が生まれてくるので、毎回どんな毛色かな?と楽しみです。

のいち動物公園で生まれたモルモット

のいちニュース

屠体給餌の取り組み

肉食動物のブチハイエナに、いつもの加工された肉ではなく、動物の毛や皮がついたままの肉をあたえる「屠体給餌」という取り組みを始めました。有害動物として駆除された野生動物の肉などをあたえていて、自然に近い行動を引き出すことや、駆除された動物の命を少しでもむだにしないことを目的に取り組んでいます。


写真提供:高知県立のいち動物公園

高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL 0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/

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