【エコチル特集】「移動」を「エコ」に。smart move エコでかしこく スマートムーブを始めよう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
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2022.09.12

【エコチル特集】「移動」を「エコ」に。smart move エコでかしこく スマートムーブを始めよう!

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学校へ行く、友達と遊びに行く、買い物に行く…。私たちは、毎日いろいろな場所へ出かけます。そんな毎日の「移動」を見直すことがエコにつながります。みなさんもエコな移動をしてみませんか?

毎日の「移動」を見直してみよう

私たちの暮らしにさまざまな影響をあたえている地球温暖化。温暖化を食い止めるためには、毎日の生活での行動を見直すことが大切です。私たちは、買い物に行ったり、学校に行ったり、日々の生活で移動をします。図1にあるように、家庭から出されるCO₂のうち自動車は22.7%になり、移動の見直しには大きな意味があるのです。

エコでかしこい移動方法を選ぶことは、地球温暖化防止につながるだけではなく、健康で快適な生活も生み出します。また、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」でも、他の人との接触を避けながら移動できる徒歩や自転車の活用がすすめられています。

2020年度 家庭からの二酸化炭素排出量(世帯当たり・用途別内訳)
出典:温室効果ガスインベントリオフィスをもとに作成

地球に優しいスマートムーブを

環境省では、「移動」を「エコ」に。smart moveという取組を進めています。図2にあるように、飛行機、マイカーなどの乗り物を使うとそれぞれCO₂を排出します。地球環境のためにも、状況に合わせた移動方法を選ぶことが大切です。公共交通機関が発達している地域では公共交通機関や徒歩、そうでない地域は自動車でエコドライブをする、またカーシェアリングやシェアサイクル*をするなど、さまざまな方法を活用しながら地球に優しい移動をしていきましょう。
*車や自転車を共同で、好きなタイミングで好きな時間利用できるサービスのこと。

※温室効果ガスインベントリオフィス:「日本の温室効果ガス排出量データ」、 国土交通省:「自動車輸送統計」、「航空輸送統計」、「鉄道輸送統計」より、
国土交通省環境政策課作成
出典:輸送量あたりの二酸化炭素の排出量(旅客)2020年度(国土交通省) 

smart moveが推進する5つの取組

環境に優しく、私たちの健康にも良い効果のあるsmart moveには、5つの取り組みがあります。みなさんもぜひチャレンジしてください!

公共交通機関を利用しよう
電車、バスなどの公共交通機関の利用
通勤や通学、旅行やちょっとした外出なども、電車やバスの利用を心がけましょう。ハイブリッドバスなどの低炭素な公共交通機関や自然エネルギーを活用した新型車両も登場しています。目的地に定刻に到着できる正確さも、日本の公共交通機関の魅力です。

② 自転車、徒歩を見直そう
自転車や徒歩での移動の推奨
自転車や徒歩はCO₂を全く出さない移動方法。究極のsmart moveです。積極的に自転車や徒歩で移動しましょう。地球温暖化防止につながるのはもちろんのこと、なにより健康的ですね。

自動車の利用を工夫しよう
エコドライブの推奨、エコカーへの乗りかえ 
「ふんわりアクセル」や「アイドリングストップ」などのエコドライブを心がけるよう、おうちの人に伝えてみましょう。ハイブリッド車やEV車などのエコカー乗りかえもCO₂を大幅に削減できます。

④ 長距離移動を工夫しよう
エコ旅行などの実施
長距離は、自分で運転せずに楽に移動できる公共交通機関、旅行先ではバス、電車、自転車を利用することで、CO₂を削減できます。さらに飛行機の利用や旅行時に排出されるCO₂をオフセット(うめ合わせ)できるエコ旅行なども登場しています。

地域や企業の移動・交通における CO2削減の取組に参加しよう 
カーシェアリング、コミュニティサイクルなどの利用促進
1台の自動車にかかる費用を数名で分けて利用するサービス。マイカーによる5~10分程度の「ちょい乗り」が減り、車の利用時間も大幅に減るというデータもあります。また、コミュニティサイクルは、借りた自転車を別の場所で返すことができるシステムです。

知って いますか?自転車のルール

自転車はCO₂を出さない、エコな移動方法。とても便利な乗り物ですが、実は車と同じ仲間なので、道路を走るときはきちんとルールを守ることが必要なんです。楽しく、安全に自転車に乗って、smart moveしましょう!

① 歩道では歩行者優先。歩いている人に道をゆずろう。

歩道は歩く人のための道です。歩いている人にぶつかったり、じゃまになったりしないよう気をつけましょう。歩道を走るときは、車道側をゆっくり、いつでも止まれるスピードで。歩いている人が多いときは、自転車から降りて、おして歩きましょう。

② ヘルメットをかぶろう。

転んだときやぶつかったときに、ヘルメットは頭を守ってくれます。大けがを防ぐこともできるので、忘れずにかぶりましょう。

③ 交差点では信号を守り、必ず安全かどうか、左右を確認しよう。

交差点は最も事故が起こりやすい場所。信号を守って、わたる前に必ず左右をよく見て、車や人が来ていないことを確認しましょう。「止まれ」の標識がある場所では、必ず止まって安全確認を。

④ 夜は必ずライトを点けよう。

暗い夜道でライトを点けていないと、前が見づらくなり危険です。車や他の人からも見えづらくなるので、必ず点けましょう。

⑤ 2人乗りは禁止。並んで走るのも禁止。

2人乗りだとバランスをくずして転んだり、他の人にぶつかったりすることも。並んで走るのも、他の人の迷惑になったり、事故を起こしやすくなったりするので禁止されています。

⑥ 中学生になったら、原則として「車道通行」。

自転車は車の仲間なので、中学生になったら、車道左側のはしを走ってくださいね。

参考資料:警察庁HP「自転車の安全利用の促進」をもとに作成


監修:環境省 脱炭素ライフスタイル推進室

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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