【京都大学白浜水族館】大切に育てると長生きします「ロウニンアジ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
和歌山
動物園だより
2022.09.12

【京都大学白浜水族館】大切に育てると長生きします「ロウニンアジ」

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ロウニンアジ

学名:Caranx ignobilis
スズキ目 アジ科
生息地:関東から九州にかけての太平洋、沖縄、小笠原諸島など

京都大学白浜水族館 第一水槽

大切に育てると長生きします

ロウニンアジは、沖縄など南の暖かい海に生息している魚で、幼魚のときに和歌山県の沿岸を回遊します。しかし、冬場に水温が下がると、冬をこせずに死んでしまうといわれています。そのため、和歌山県の周辺では、ほとんど大型の個体を見ることはできません。でも、水族館では水温を保って大切に育てているので、冬をこして長生きしてくれます。中には、20年以上生きている個体も。写真のロウニンアジは、20才をこえているんですよ。

成長すると1mに達するロウニンアジですが、マアジと同じアジ科の魚なので、ゼイゴと呼ばれるトゲのようなウロコがあります。


ゼイゴは尾の付け根近くにあります 

勢いよくえさを食べる様子は必見!

水族館では、入り口近くにある第一水槽でロウニンアジを飼育しています。同じ仲間の魚でギンガメアジやカスミアジもいます。探してみてください。毎日、午後3時過ぎにえさをあたえています。

この時間に来ていただけると、生き物たちがえさを食べている様子を観察することができます。特に第一水槽の魚たちは、食べる様子が豪快で、見どころの1つです。ぜひこの時間をねらって見に来てください。(時間通りに行われないこともあります。予めご了承ください。)


はく力満点の光景です

京都大学白浜水族館ニュース

白浜水族館がある瀬戸臨海実験所の創設100周年を記念して

企画展「写真で振り返る瀬戸臨海実験所の100年」を開催します。白浜水族館と実験所の歴史や、実験所とゆかりのある研究者の功績などを展示。水族館の入館料のみでご覧いただけます。
開催期間: 2022年7月28日(日)〜2023年1月10日(火)


写真提供:京都大学白浜水族館

京都大学白浜水族館
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町459
TEL 0739-42-3515
http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/aquarium/index.html

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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