【エコチル特集】「緩和」と「適応」で取り組もうストップ！地球温暖化｜地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア

世界中で進んでいる地球温暖化は、私たちの身近な暮らしにも影響をあたえているよ。その対策として「緩和」と「適応」の考え方で取り組むことが大切なんだ。今回は「緩和」と「適応」、そして静岡市の取り組みについていっしょに見ていこう。

地球温暖化が進むとどんな影響があるの？

地球温暖化とは、石油や石炭などの化石燃料を使うことで、二酸化炭素など温室効果ガスが排出されて、地球の平均気温が上昇することだよ。地球温暖化によって、気温が高くなるだけではなく、激しく降る雨や大型台風が増えたり、野菜や果物などの農作物が育ちにくくなったりするなど、私たちの暮らしにもさまざまな影響が表れ始めているよ。

静岡市でも平均気温が年々上がっているんだ。最高気温が30℃以上の真夏日が増え、最低気温が0℃未満の冬日は減少するなど、静岡市でも温暖化が進んでいると考えられているよ。それによって、ミカンやワサビ、南アルプスの生態系などに被害が出ているんだ。

「緩和」と「適応」で地球温暖化に取り組もう

地球温暖化による被害への対策として、「緩和」と「適応」があるよ。「緩和」とは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を減らすことで、省エネや再生可能エネルギーの活用などがあるよ。「適応」とは、地球温暖化で変化する気候に備えて被害を少なくすることで、普段から災害に備えたり、熱中症対策をしたりすることで影響をできるだけ小さくおさえることができるんだ。

静岡市でも、2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにすることを目標に、「緩和」と「適応」の考え方で地球温暖化を防ぐための取り組みを進めているよ。夏に向けてどんどん暑くなる季節、熱中症対策など私たちにできる「適応」を上手く取り入れながら、快適に過ごそう。