【金沢動物園だより】名前に「ベアー」が入っているけど、クマじゃない! ブラッシングが大好きな「ベアードバク」をくわしく紹介!!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
動物園だより
2022.09.05

【金沢動物園だより】名前に「ベアー」が入っているけど、クマじゃない! ブラッシングが大好きな「ベアードバク」をくわしく紹介!!

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ベアードバク

学名: Tapirus bairdi
生息地:中央アメリカ南部の熱帯雨林など湿気のある地域
奇蹄目 バク科

奇蹄目の仲間

ポニー(ウマ)

 

クロサイ

バク、ウマ、サイは同じ奇蹄目です。

ベアードバクとは?

ベアードバクの名前は米国の自然科学者S・Fベアードに由来します。ベアー(熊)ではありません。メキシコなど中央アメリカに生息することから、別名チュウベイバクと呼ばれることもあります。野生では生息地の減少、乱獲のため数が少なくなっている動物です。

飼育数は世界的に少なく、2020年12月31日時点では世界の動物園に57頭しかいませんでした。そのうち2頭を金沢動物園で飼育しており、日本にいるのはこの2頭だけです。 水辺に生息し、そのちょっとだけ長い鼻をシュノーケルのように使い、泳いで外敵からにげるようです。鼻は食べ物をたぐり寄せるときにも使います。野生では木の葉や草などを食べており、動物園では野菜や果物、牧草や木の葉などをあたえています。

鼻をのばすベアードバク

ブラッシング大好き

バクの仲間はブラッシングが大好きです。デッキブラシなどでマッサージしてあげると気持ちよくなってゴロンと横になります。このマッサージを定期的に行って仲良くなれるようにしています。気持ちよく横になっている間に、獣医師による定期的な採血や治療を行うことができます。

終わったらごほうびとしてバナナをあげるのですが、とてもおいしそうに食べてくれます。展示場で実施することもありますので、運が良ければその様子をご覧いただけるかもしれません。

ブラッシング中に採血する様子

かなざわニュース

「世界サイの日」ライノデー

9月22日は「世界サイの日」。「サイを絶滅の危機から救おうという気持ちを持ってもらう」ことを目的に制定されました。金沢動物園では、9月23日(金・祝)、24日(土)に「ライノデー」を開催します。ブースの出店やパネル展示、ガイドなどを行います。サイについて、いっしょに考えてみよう。


写真提供:金沢動物園

金沢動物園【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】
〒236-0042
横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
TEL 045-783-9100
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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