【城山動物園だより】怖い見た目だけど子育てが上手な「バリケン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2022.07.11

【城山動物園だより】怖い見た目だけど子育てが上手な「バリケン」

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バリケン

学名:Cairina moschata
カモ目 カモ科
生息地:南アメリカ原産のノバリケンから家禽化

特徴:顔や目の周りは羽毛ではなく皮膚で赤く、オスの顔にはこぶがあることも。アヒルよりやや大きい。

見た目がこわい?

南アメリカにすんでいるノバリケンから食用のために家禽化されバリケンが生まれました。南米からヨーロッパに伝わり食材として使われ、フランスカモと呼ばれたり、台湾アヒルと呼ばれたりします。

オスの体重は4・6~6・4㎏、メスの体重は2・3~3・2㎏です。飛翔能力が残っており体重の重いオスでも少し飛べます。顔は赤い皮膚が出ており、一見するとこわい見た目をしていますがとても愛嬌があります。羽の色はむらさきの光沢の暗緑色や白と黒が混ざった模様、真っ白や真っ黒と、色の種類はさまざまあります。


真っ白の個体もいます

ちがう種類の鳥でも育てる?

城山動物園は5羽のバリケンを飼育していますが、オス同士はとてもケンカするのでオス1羽メス2羽、オス1羽、メス1羽に分けて飼育しています。園内の丸池では、シナガチョウがなかなか卵を温めなかったので、バリケンのメスのリーラに卵を任せてみました。リーラは大事に卵を温めてくれて、5月4日(水・祝)にシナガチョウのかわいいひながふ化しました。

バリケンは子育てが上手なので、ガチョウやツルなどの大きな卵でも育ててくれます。シナガチョウのひながたまにまちがえてバリケンのオスのルドルフについて行くと、ルドルフは走ってにげています。ちょっと変わった親子を見に来てください!!


シナガチョウのひなもしっかりと育ててくれています

じょうやまニュース

お誕生日おめでとう

カリフォルニアアシカのシュンは7月4日で17才をむかえ、まだまだ元気いっぱいです。1日15㎏のアジとサバをペロリと食べ、イカは大好物で目の色が変わるほど! 4月は、体重282㎏でした。大人のカリフォルニアアシカのオスは、メスの3倍も大きく、おでこも盛り上がっています。そんなかっこいいシュンにぜひ会いに来てください!


写真提供:城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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エコチル編集部

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