【天王寺動物園だより】ニュージーランドからやってきた!飛べない鳥「キーウィ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2022.07.04

【天王寺動物園だより】ニュージーランドからやってきた!飛べない鳥「キーウィ」

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キーウィ

学名:Apteryx australis
英名:brown kiwi
生息地:ニュージーランド

ダチョウ目 キーウィ科

ジュンとプクヌイ

「大阪万博」がきっかけ!ニュージーランドから来日

キーウィはニュージーランドに生息する鳥の仲間で、ニュージーランドの国鳥です。1970年の「大阪万博」開催時に、ニュージーランド政府から天王寺動物園へ送られたのが始まりで、日本国内では天王寺動物園でしか飼育していないとても貴重な鳥です。現在、オスの「ジュン」とメスの「プクヌイ」の2羽を飼育しており、夜行性動物舎でその姿を見ることができます。

キーウィは、翼が非常に小さく、尾も無いため、鳥の仲間でもダチョウなどと同じように空を飛ぶことができません。

また、長いくちばしの先端に鼻の穴があり、くちばしを地面に突きさしたり、落ち葉の裏に入れたりしながら、ミミズや昆虫をつかまえて食べています。
卵の大きさも、ダチョウの卵よりは小さいのですが、エミューやヒクイドリとほぼ同じ大きさで、重さは450gにもなります。

キーウィのえさの心臓肉とオートミール

「キーウィ」という鳴き声から付けられた名前

「キーウィ」という名前の由来は、「キーウィ」という鳴き声から付けられたといわれており、動物園でもオスの「ジュン」が首を大きく上に向け「キーウィ、キーウィ」と大きな声を出すことがあります。ちなみに、キウイフルーツは鳥のキーウィに似ていることからその名前が付けられました。

夜行性動物舎で運が良ければ、その鳴き声を聞くことができますので、みなさんもキーウィの声を聞きに来てくださいね。

卵の大きさを比較

てんのうじニュース

タンチョウ

昨年、タンチョウのサツキ(メス)と、ダンキチ(オス)の間に子どもが誕生しました。ふ化する直前の4月26日(火)にひながくちばしで卵の殻を割っている状態の「嘴あげ」が始まり、27日(水)にふ化しました。
現在、父親、母親に見守られながらすくすくと育っています。

 


写真提供:天王寺動物園

天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修/天王寺動物園

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エコチル編集部

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