【埼玉県こども動物自然公園だより】えさをすぐに 食べ終えてしまう!「コツメカワウソ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2022.05.09

【埼玉県こども動物自然公園だより】えさをすぐに 食べ終えてしまう!「コツメカワウソ」

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コツメカワウソ

学名:Aonyx Cinerea
食肉目 イタチ
生息地:中国南部、東南アジア、インド

世界カワウソの日、今年は5月25日

5月最終水曜日は「世界カワウソの日」。カワウソ類の保全を世界に呼び掛けるために、国際カワウソ保護基金(IOSF)が制定しました。

コツメカワウソ奮とう記

埼玉県こども動物自然公園には現在4頭のコツメカワウソがいます。今月は、カワウソ飼育担当者が実際に努力している奮とう体験をお伝えします。

えさをすぐに 食べ終えてしまう

野生のコツメカワウソは、1日の多くの時間をえさ探しに費やしています。一方、動物園のコツメカワウソは、飼育係が用意したえさをあたえられます。

当園では、少しでも野生の行動パターンに近づけられるように、道具を用いてえさをかくしたり、普段とはちがうえさをあたえたりと日々工夫をしています。

ところが、なんども同じ道具を使用していると、コツメカワウソは段々慣れてきて、簡単に食べ終えてしまいます。だから道具やえさを変えて、常に新しい給餌パターンを考案しています。


コツメカワウソたちの給餌道具

みんな同じ顔に見えてしまう

飼育担当を始めたころ、全頭が同じ顔に見えてしまい、見分けるのに一苦労。顔の特徴を前担当から教えてもらいながら個体識別をしていました。

個体識別とは、見た目の形や柄、目印などで個体を見分けることです。個体識別は飼育のうえでとても重要。それぞれの性格や体調を覚えるために大切ですし、病気やけがをしたときに個体が分かっていないと記録が取れず、きちんと治療を行えないからです。

ぜひみなさんもコツメカワウソの個体識別に挑戦してみてください!

見分けられるかな?

こども動物自然公園ニュース

キリン舎がリニューアルオープン!

3月8日(火)、ついにキリン舎がリニューアルオープンしました。キリンの大きさを間近で体感できる、国内初のガラス張り屋内展示室です。これまで雨の日や寒い日は、キリンが屋外に出ないため、見ることができませんでしたが、年間を通して快適な環境の中で観察ができるようなりました!ぜひ見に来てください。


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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