【天王寺動物園だより】赤い顔が特徴!飼育するのは日本で天王寺動物園だけ!「ドリル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2022.05.02

【天王寺動物園だより】赤い顔が特徴!飼育するのは日本で天王寺動物園だけ!「ドリル」

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ドリル

 

学名:Mandrillus leucophaeus

英名:Drill

哺乳網サル目(霊長目) オナガザル科
生息地:低地の熱帯雨林・山地の森林・河辺林

威嚇するドリルの「ドン」

ドリルを飼育するのは 日本でここだけ!

天王寺動物園では、日本で唯 一 ドリルを飼育しています。名前は「ドン」です。

ドンは、1996年4月9日(火)に天王寺動物園で生まれ、26才になりました。いつも人工的に造られた岩の一番上に座り、来園者を見下ろしています。また、飼育員や動物園関係者を見つけると、大きく口を開けることがあります。これは、「あくび」をしているようにも見えますが、実は口を大きく開け、犬歯を見せて威嚇しているのです。

来園者の前では、あまりこのような行動はしません。来園者かどうかを見分け、同じ服装をしている飼育員や動物園関係者だけを威嚇するのです。

寿命は30年から40年です。ドンもあと数年でこの年齢になります。1日でも長くその雄姿を見てもらえるように飼育しています。


マンドリルの「マンマル」

目から鼻にかけての 赤い線が印象的なマンドリル

また、天王寺動物園では、ドリルと同じアフリカの熱帯雨林に生息し、マンドリル属のオナガザルである「マンドリル」も飼育しています。

マンドリルの「マンマル」は、2007年9月23日(日)に京都市動物園で生まれ、2010年11月に天王寺動物園へやって来ました。18才になりましたが、マンマルは年齢を重ね大人になるにつれて、目から鼻にかけての赤いラインとおしりの赤や青色がより濃くなり、色がはっきりしてきました。

「ドリル」と「マンドリル」の迫力ある姿のちがいを見比べてみてくださいね。


ドンのえさ

てんのうじニュース

フクロテナガザル

天王寺動物園では、4頭のフクロテナガザルを2室で飼育しています。真っ黒な体毛で、のど袋をふくらませながらとても大きな声で、「フォウ、フォウ」と鳴き合うのが特徴です。これは、縄張りをアピールしたり、夫婦間のコミュニケーションをとったりするためです。みなさんもその鳴き声を聞いてみてください。


写真提供:天王寺動物園

天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修/天王寺動物園

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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