「プラスチック資源循環促進法」がスタート 減らそう くり返し使おう プラスチック製品との付き合い方|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
特集
2022.04.11

「プラスチック資源循環促進法」がスタート 減らそう くり返し使おう プラスチック製品との付き合い方

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毎日の生活に欠かせないプラスチック製品ですが、大量に作られて、大量に捨てられてしまうことにより問題が起きています。プラスチック製品とかしこく付き合っていくにはどうしたらいいか考えてみましょう。

プラスチック製品の 「3R+リニューアブル」

レジ袋や食品トレー、ペットボトルなどの便利なプラスチック製品は、私たちの生活に欠かせない物です。しかし、ポイ捨てされたプラスチック製品が海に流れこみ、環境や生物に悪い影響をあたえる海洋プラスチックごみが大きな問題となっています。また、プラスチック製品が作られ、ごみとなり燃やされるまでの過程では地球温暖化の原因となるCO₂を多く出します。さらに、限りある資源が減り続けることも心配されています。

これらの問題の解決に向けて、2022年4月1日(金)から「プラスチックの資源循環の促進等に関する法律」がスタートしました。これは、プラスチック製品を設計して作り、販売する事業者や、それらを使用する私たち、使い終わったプラスチックを回収する自治体や、その後のリサイクルに関わる全ての人たちで、プラスチック製品の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に取り組み、リニューアブル(再生可能な資源)を使っていくことを目指した法律です。

「3R+リニューアブル」の取り組みの第一歩として始められたのが、2020年7月のレジ袋有料化です。これ以降、マイバッグを持って買い物に行くことが当たり前となり、紙でできたストローが登場するなど、プラスチック製品を減らす動きも加速しました。

環境に優しい プラスチック製品を使おう

プラスチック製品の使用を減らすこと(リデュース)だけでなく、くり返しの使用(リユース)や、資源として再利用(リサイクル)が可能なプラスチック製品を作ることも求められています。製品の設計段階から環境に良い物を考えられるよう、環境に優しい製品を作るための設計指針が定められました。

目標は、2035年までに使用済みプラスチックの100%を、リユース・リサイクル等により有効活用すること。さらには、2030年までに再生可能な資源としてバイオマスプラスチックの使用を、2019年の2倍に増やすことも目指しています。

私たちも、環境に優しいプラスチック製品やサービスを選んで使い、使い終わった後はきちんと分別をしてリサイクルしていきましょう。



令和3年度
「ごみの散乱防止などに関する ポスターおよび標語」

北海道では「ごみの散乱防止などに関するポスターおよび標語」を毎年募集しています。ここでは、令和3年度の最優秀賞を紹介します。

最優秀賞

★ポスター 小学生の部


苫小牧市立泉野小学校 6年生 K.Rさん

★ポスター 中学生の部


サッポロアートクラブ 中学1年生 Y.Sさん

★標語の部


長沼町立長沼中学校 1年生 O.Aさん

※学年は、受賞時の学年です。

令和4年度
「ごみの散乱防止などに関する ポスターおよび標語」を募集します!!

令和4年度「ごみの散乱防止などに関する ポスターおよび標語」を募集します!! 北海道のめぐまれた環境を守ることへの理解と、関心を深めてもらうことなどを目的に、 ごみの散乱防止や不法投棄防止など、環境美化をうったえるポスター、標語を募集します。入選者には副賞として図書カードがおくられます。

最優秀賞 5,000円  優秀賞・特別賞 3,000円

募集テーマ
空きかんなどの散乱防止、不法投棄の防止、 環境美化をうったえるもの

募集期間
2022年6月20日(月)~8月31日(水)

対象
ポスターの部:道内の小学4~6年生、中学生 標語の部:道内在住の個人

お問い合わせ
北海道 環境生活部 環境保全局 循環型社会推進課  TEL.011-204-5196


監修:北海道 環境生活部 環境保全局 循環型社会推進課

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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