【アクアマリンふくしまだより】小さな体に大きな耳 砂漠に生息する「フェネック」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
福島
動物園だより
2022.03.14

【アクアマリンふくしまだより】小さな体に大きな耳 砂漠に生息する「フェネック」

目次 [非表示]

フェネック

 

学名:Vulpes zerda
食肉目 イヌ科
生息地:北アフリカからアラビア半島の乾燥地帯

砂漠地帯に生息するフェネック。小さな体に大きな耳が特徴です。

砂漠の生活に適応した体

フェネックが暮らす砂漠は1日中とても暑いイメージが強いかもしれません。しかし、暑いのは日中だけ。夜から朝にかけては気温が下がり、とても寒くなります。このような寒暖差のある環境で暮らすフェネックは、寒い夜でも快適に過ごすことができるように、フサフサとした体毛が全身に生えています。

また、足の裏にまで生えた毛は、焼けるように熱くなった砂を歩くときに肉球を守ります。大きな耳は、砂漠で上がりすぎた体温を発散させるだけでなく、小さな音を聞きのがさず、砂の中にかくれているトカゲや虫などの獲物を探し出すために役立ちます。フサフサの体毛と大きな耳は、砂漠という過酷な環境を生きぬくための工夫なのです。


毛におおわれた足の裏

食べ物から水分を補給することも

自然界のフェネックは、小さな動物や小鳥、虫などさまざまな生き物を食べて生活をしています。水を飲むことが難しい砂漠では、植物の葉や根、果実を食べることで水分も補給しています。アクアマリンふくしまでは、ドッグフード、キャットフード、コオロギ、ニンジン、白菜をあたえています。

アクアマリンふくしまに遊びに来た際は、過酷な砂漠の環境を想像しながら、フェネックの体のつくりにもぜひ注目してみてくださいね。

 


フェネックのごはん

アクアマリンニュース

新展示「えっぐの森~どうぶつごっこ~」がオープン

子ども向けの体験型施設「アクアマリンえっぐ」がリニューアルオープン。ニホンリスやオオコノハズクなど日本の野生動物の展示と、動物になりきって遊べる遊具を設置。遊びを通して動物の能力や生態について学ぶことができます。オープンはGWごろを予定しています。


写真提供:アクアマリンふくしま

アクアマリンふくしま【ふくしま海洋科学館】
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
TEL 0246-73-2525
https://www.aquamarine.or.jp/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3