【おびひろ動物園だより】「アメリカビーバー」が取り持つ小さなSDGs|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
動物園だより
2022.03.14

【おびひろ動物園だより】「アメリカビーバー」が取り持つ小さなSDGs

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アメリカビーバー

げっ歯目/ビーバー科
【生息地】カナダからメキシコまでの北アメリカ

おびひろ動物園では、 オス2頭、メス1頭を飼育しています。

ビーバーダムの中におうち作り

野生のアメリカビーバーは、北アメリカ大陸の川や沼などの水辺で、夫婦や子どもなどの群れで暮らしています。夜行性のため、暗くなると行動します。

水中生活に適した習性や多くの体の特徴があります。水が流れている場所に木の枝を使ってビーバーダムを作ります。水流を調整して、その中に自分たちのすみかを作るのです。部屋の入口は水の中にあり、敵が入れないように工夫されています。水中では耳や鼻の穴を閉じることができ、歯の内側にはくちびるのようなものがあるので、水中でも口を開けたまま枝をくわえて泳ぐことができます。

良質な毛皮は水をはじき、寒さをしのぐことができます。過去には、この毛皮を目的に乱獲される時代がありましたが、現在は法律で守られ保護されています。

かじった枝で水の中におうち作り

ビーバーが取り持つ小さなSDGs

動物園では、午前中はみんなで寄りそってねていることが多いのですが、午後になると、プールで泳ぎながら木の枝を持ち運びます。動物園のビーバーも、木の枝をかじって好みの長さにして、部屋を常にリフォームする行動が見られます。持って生まれた習性に驚かされます。

えさの時間が近づくと、立ち上がってドアを引っかき、飼育員にお腹が空いているアピールをします。えさを手でつかんで食べるので、リスやモモンガなどのげっ歯類の仲間であることを感じます。

ビーバーは、ヤナギの木を好んで食べます。河川工事の際に伐採したヤナギを、工事関係者が「動物にあげて」と運んできてくれます。不要になった樹木でも再活用ができ、ビーバーが取り持つ小さなSDGsの取り組みとなっています。

手でつかんでえさを食べます

寄りそってねむるビーバーたち

おびひろニュース

雪の中で「けもの道」を作るエゾシカ

1月中旬に、1日で60㎝もの雪が降りました。大雪になると職員が総出で除雪作業をします。まずは、職員が歩く通路を空けて、動物舎の中の動物の様子を確認しに行きます。雪が苦手な動物のために、屋外で広く行動できるよう放飼場の除雪も必要ですが、エゾシカは自ら「けもの道」を作り、行動範囲を広げています。

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

質問

フラミンゴの羽はなぜピンク色なのですか?

答え

フラミンゴのひなの羽は灰色です。親はのどにある「そのう」から分泌した「フラミンゴミルク」をひなに口移しであたえます。このミルクには赤い色素がふくまれていて、それを体に吸収、蓄積することでピンク色のきれいな羽色になっていきます。

 


協力・監修:おびひろ動物園

おびひろ動物園
北海道帯広市字緑ヶ丘2
TEL 0155-24-2437
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/zoo

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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