【京都市動物園だより】木の上で暮らす 「歌う」サルたち「シロテテナガザル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2022.02.14

【京都市動物園だより】木の上で暮らす 「歌う」サルたち「シロテテナガザル」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:シロテテナガザル

学名:Hylobates lar
霊長目 テナガザル科
生息地:中国(雲南省)、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ


当園で暮らす2頭に会いに来てね!
体色が黒色:「クロマティー」(メス、37歳)
クリーム色:「シロマティー」(オス、38歳)

木の上で暮らす 「歌う」サルたち

その名の通り長いうでを持ち、手足の先と顔の周りの毛が白いことが特徴です。全身の毛色はクリーム色や黒、茶色など、さまざまです。6~9才で大人になり、寿命は野生下で30~35才、飼育下では40~50才といわれています。

ほとんど木の上で生活し、長いうでで交互に枝をつかんでぶらさがりながら、木から木へすばやく移動します。たまに地上に下りると、両うでを広げてバランスを取りながら2本足で歩きます。

「歌」とよばれる、声によるコミュニケーションも特徴で、オスとメスがそれぞれのパートを歌ったり、子どもが合唱に加わったりすることもあります。その声は数㎞先まで届き、なわばりの主張、家族のきずな、異性へのアピールなどに役立つと考えられます。


手の平と足の裏は黒い。指紋はすべり止めの役割もあります

 

つながっている熱帯雨林と私たちの暮らし

テナガザルがすむ熱帯雨林は今、急速に伐採が進んでいます。原因はパーム油をとるためのアブラヤシ農園の開発です。パーム油は、カップラーメンやスナック菓子、マーガリン、洗剤、医薬品など、あらゆる物に使われています。私たちの暮らしは、テナガザルや多くの野生動物たちが暮らす熱帯雨林と、見えないけれど、つながっているのです。

例えば買い物をするとき、環境を守る取り組みをしているメーカーの商品を選ぶなど、日々のちょっとした心がけが動物たちの保護につながります。おうちの人やお友だちとも話し合ってみてくださいね。


野生下のえさは果実や昆虫など。動物園では、ゆで卵、いり大豆なども食べます

きょうとニュース

「7代目アニマル園長選挙」開催!

1年間、動物園の顔となる動物を投票で決める「アニマル園長選挙」。今年は寅年にちなみ、トラとネコ科の動物、種名に「キャット」や「トラ」のつく動物6個体がエントリーしました。

投票期間は2022年2月1日(火)から3月6日(日)までです。投票箱は、正面エントランスのレクチャールーム前にあります。入園時に投票券を取って、ぜひ1票を投じてくださいね。


写真提供:京都市動物園

京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
協力・監修/京都市動物園

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3