相模原
動物園だより
2026.09.07

【相模川ふれあい科学館だより】忍者のような変身技で獲物を待ちぶせ「ミズカマキリ」

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今月のどうぶつ:ミズカマキリ

学名: Ranatra chinensis
カメムシ目 タイコウチ科
生息地:日本、朝鮮半島、中国大陸北部、台湾

ふれあい科学館のバックヤードで産卵した卵 (写真右)とふ化した幼虫(写真左)。

忍者のように身をひそめて獲物を待ちぶせ

名前も姿もカマキリのようで、実はカメムシの仲間。ミズカマキリは、水田や湿地帯などに生息する肉食性の水生昆虫です。体長4㎝ほどで細長く、灰色がかった茶色の体は、まるでかれた水草のくきのよう。この姿こそ、敵や獲物をあざむく生存戦略です。水中の植物になりすまし、小魚やオタマジャクシ、昆虫などが来るとカマのような前足でとらえます。食べ方もカマキリとは異なり、とがったストローのような口を獲物につきさして消化液を注入し、肉をとかして吸います。

生息している環境が悪くなると飛び立って別の水辺へ移動することができますが、近年では移動できる水田やため池なども減ってしまい、地域によっては生息数が減少しています。神奈川県では今年、絶滅危惧ⅠA類に指定されました。近い将来、いなくなってしまうことは防ぎたいですね。ミズカマキリを守る方法をみんなで考えましょう。

とらえた魚に消化液を注入

バックヤードで産卵!36ぴきがふ化して成長中

この夏「田んぼの生き物水槽」の展示のために搬入したミズカマキリが産卵・ふ化しました。卵はトゲ状の器官が2本出ていて、これで空気を取りこんでいます。幼虫は、ふ化したときから成虫と同じ姿。小さな体ですが、自分より大きなアメンボなどを捕食します。現在もバックヤードで順調に成長しています。

アメンボをとらえる幼虫

さがみはらニュース

ミズカマキリ展示中【田んぼの生き物水槽】

「田んぼの生き物水槽」で、8月からミズカマキリを展示しています。米を育て、私たちの生活を支えてくれている田んぼは、多くの生き物たちが生息する場所でもあります。この水槽では、私たちにとって身近な田んぼに暮らす生き物たちの魅力を紹介しています。

◆ 10月4日(日)まで


写真提供・協力 ・ 監修/相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら

〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
Tel.042-762-2110
https://sagamigawa-fureai.com

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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