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今月のどうぶつ:アメリカバク
学名:Tapirus terrestris
奇蹄目 バク科
生息地:南米大陸の水辺に近い森林や湿地

水浴びをするカルロス。アメリカバクの生態については、2023年6月号でも紹介しています。
「森の庭師」とも呼ばれているよ
アメリカバクは、木の葉、芽、小枝、水草、果実などを採食する草食動物。好きな植物の好きな所だけを選んで食べながら、長距離を移動して暮らしています。消化率が低いため大量の植物を食べ、便には繊維質や種子が多く残ります。排便は池や湿地などの水中で行い、特に川では、消化されなかった種子が流れに乗って、森中に広がります。こうして植物の種子をまき、森を育てる役割を担っていることから「森の庭師」とも呼ばれています。
近年、森林破壊や農地開拓、密猟によって、アメリカバクの生息数は減少し、絶滅が心配されています。バクは緑を育て、生態系の中で重要な役割を担っていることを知っておいてくださいね。

モヒカンのような、たてがみ
20才をこえても元気!「カルロス」と「ミノリ」
京都市動物園には2頭のアメリカバクがいます。オスの「カルロス」は23才、メスの「ミノリ」は21才。相性の良いペアで、これまで4回子どもが生まれました。息子のナットは神戸どうぶつ王国へ移動し、2023年に父親になりました。生まれた子ども(ミノリの孫)の「コウ」は伊豆シャボテン動物公園で暮らしています。
バクの寿命は30年ほど。20才をこえたカルロスとミノリが健康に長生きできるよう、消化吸収しやすく栄養価の高いえさをあたえたり、床に柔らかいマットをしいたり、年齢に応じたケアを心がけています。

寝室でのんびり過ごすミノリ
きょうとニュース

5月は愛鳥月間
「野鳥を守ること=自然を守ること! どうすれば守れるのか考えてみよう!」をテーマに、京都市動物園では5月に愛鳥月間イベントを行っています。野鳥(自然の中で生活している鳥)を大切にし、環境を保全しながら守っていくという考えを広めるために、図書館カフェや園内でポスター展を開催します。
写真提供/京都市動物園
協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。






