川崎
動物園だより
2026.05.01

【夢見ヶ崎動物公園だより】動物園や水族館が支えるペンギンの研究「フンボルトペンギン」

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今月のどうぶつ:フンボルトペンギン

学名: Spheniscus humboldti
生息地:チリ、ペルー
鳥綱 ペンギン目 ペンギン科

ふ化の直後は綿毛におおわれており、これがぬけると次の換羽期までの約1年間、大人とは異なる模様で過ごします。

動物園や水族館が支えるペンギンの研究

ペンギンといえば南極の動物とイメージされがちですが、ペンギン全18種のうち南極にすむものは4種だけで、フンボルトペンギンはその他14種にふくまれます。野生では南アメリカのチリからペルーにかけて、太平洋沿岸地域(フンボルト海流沿岸部)の岩場などに生息します。

生息地の環境変化などにより個体数が減少し、絶滅が心配されていますが、日本の動物園・水族館では繁殖がうまくいき、よく見られる種類のペンギンとなっています。そのため、野生でよく分かっていない生態や体の仕組みなどを解明するのに、動物園・水族館が大きな役割を果たしています。

生後1年目の若い
フンボルトペンギン

子どもの成長と厳しいルール

羽毛は空気をふくみ、水中でも地肌がぬれない特殊な構造をしています。日本で飼育しているペンギンは、夏ごろに羽が全て生えかわる時期(換羽期)をむかえ、その間は体がぬれるのをきらい、食欲も落ちます。また、当園では冬に繁殖活動が活発になり春先に卵がふ化します。

昨年生まれたテトラ(1才)は、まだ大人の模様の羽に生えかわっておらず、一見ヒナのようですが、両親からはもう子ども扱いされることはなく、両親の部屋にまちがって入ろうものなら、ものすごい勢いで攻撃されています。厳しいように見えますが、自然なペンギンの生態です。

水中で軽やかに泳ぎます

ゆめみがさきニュース

マーコールの出産シーズン!

5月は例年、マーコールの出産シーズンです。子どもは産まれてから1〜2時間で立ち上がり、歩き始め、1週間もすれば山を身軽にはね回る姿が見られます。とはいえ、出産・子育てが順調な親子ばかりではありません。職員による育児への手助けや治療が必要なケースもあり、喜ばしいだけでなく、1年で最も気がぬけない時期でもあります。

 


写真提供・制作協力・監修/夢見ヶ崎動物公園
〒212-0055 川崎市幸区南加瀬1-2-1
TEL 044-588-4030

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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