静岡
動物園だより
2026.05.01

【スマートアクアリウム静岡だより】イソギンチャクの共生関係「ソメンヤドカリ」

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今月のどうぶつ:ソメンヤドカリ

学名 :  Dardanus pedunculatus
十脚目 ヤドカリ科
生息地:相良湾以南の浅海

水深の浅い岩礁域に生息し、左側のはさみが大きく、外側がツルツルしています。サザエやホラガイなどの大きく、口が広いものを好んで宿貝にします。

ソメンヤドカリについて

肉食性で、自然界では動物の死骸などを食べ、スマートアクアリウム静岡では、アサリやエビをあたえています。食欲旺盛ですが、脱皮をする直前はえさを全く食べなくなり、脱皮に専念します。

脱皮をくり返し、体が大きくなると自身が入っている宿貝が、きゅうくつになるため、他の貝へ引っ越します。引っ越しをするときに、自分が背負っている貝よりも居心地が良いかどうか確かめることもあります。

左が脱皮した“から”で、 右が一回り大きくなった生体です

ソメンヤドカリとイソギンチャクの共生関係

ソメンヤドカリが宿貝に付けているイソギンチャクは、ベニヒモイソギンチャクという種類です。天敵であるタコから身を守るために、岩などに固着しているベニヒモイソギンチャクを、つめや足を使って器用にはがして宿貝に付けます。宿貝を引っ越しした際には、その都度新しい宿貝に付け直します。

一方でイソギンチャクはタコを追いはらう代わりにソメンヤドカリが食べこぼしたえさを得ています。また、イソギンチャクはほとんど移動能力が無いため、えさが近くに寄って来るのを待つしかありませんが、ヤドカリと行動することによって、えさを食べる機会が増えていると考えられます。このように異なる生物同士で、たがいに利益を得ることを共生といいます。みなさんも、その様子を観察しに来てくださいね。

貝殻についたイソギンチャクをはがしています

スマートアクアリウム静岡だより

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写真提供・協力・監修/スマートアクアリウム静岡
静岡市葵区御幸町10番地の2 松坂屋静岡店本館7階
TEL:050-3131-9211
HP:https://smartaqua-sz.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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