千葉大学環境健康フィールド科学センター宮崎名誉教授と自然セラピー｜地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア

ココちゃんのサステナブル～ニュース！ VOL.10
～自然セラピーで身体も心もリフレッシュ～

みんなの趣味は何かな？
ココちゃんは、登山だよ！山の頂上を目指して、自然の中を歩く時間が一番好き！
空気がおいしくて、生き物の鳴き声や川の音がメロディーを奏でているように聞こえるよ！
そして季節を五感で感じるだけでなく、自然の中にいるとなんだか気分がリフレッシュされてとても心地いい！
今回はこの「自然と私たち人間」の関係について、自然セラピーの第一人者である宮崎名誉教授と池井准教授がいる
千葉大学環境健康フィールド科学センターの研究室に行ってお話しを聞きに行ったよ！
なんで自然の中にいると、こんなに気持ちが良くなるのかな。

自然セラピーとは、自然の中で私たち人間の身体や心がリラックスしたり、
免疫力がアップしたりすることをいうよ。
そしてそれだけではなく、人間の身体を最適な状態に整えてくれるんだって！
人間は、もともと自然環境の中で進化してきて、産業革命で都市化が進み、
コンクリートの建造物や道路等ができたんだよね。
都会に住んでいるみんなが通っている学校や住んでいる家、道路や移動手段など、
日常の当たり前のものの多くは自然界のものではないんだよね。
この進化を年数で比較すると、人間はおよそ６００～７００万年間、自然界の中で生活をしていて、
たった２００～３００年間程、都市化した世界で生活をしているんだよ。
人間は自然界の中で生活をしていた時間がとても長かったから、
自然の中にいることがやっぱり心地いいんだよね！

宮崎教授と池井准教授の研究室ではそれを科学的に証明したよ！
全国の森林や公園等で実験をし、人間の身体と心が整うことが分かったの。
脳活動、心拍数、血圧、唾液でのストレスホルモン濃度チェックなど！
森林を歩くと、ストレスホルモンが減り、気持ちがリラックスして血圧も下がったよ！
そして血圧が低い人は、なんと逆に血圧が上がったよ！
自然は身体をベストな状態に整えてくれるんだね！
しかも、森林の中を歩くだけでなく、自然を見たり、木をさわったり、
お花や木の香りをかいだりしても整うことがわかったよ。
ココちゃんは、ローズの香りをかいだら気持ちがふわ～って癒されたよ！

そして今回、実際実験で使用した光を使った脳活動を測る機械で、
ココちゃんの脳活動を測ってもらったよ！
リラックスしている状態と、突然「英語で自己紹介してみて！」って宮崎教授に言われて、
ちょっとびっくりしたときの脳活動の状態を比べてみたり！笑
このように、実験で計測していたんだね！

みんなの好きな自然は何かな？
自然っていろいろあるよね！
山や森、海・湖・川だけじゃなく、近所の公園や花壇、太陽の光、雨の音や小鳥のさえずり。
春の桜、夏の海、紅葉が美しい秋、そして雪で白くなる冬。
宮崎教授が、「自分が好きな自然を探して、そこに行くことが大切だよ。」と教えてくれたよ！
学校の勉強や塾、習い事等でみんな忙しい小学校生活を送っていると思うけど、
室内でゲームや動画を見たりするだけじゃなく、外に出て自然を感じてほしい！
自然とふれ合う時間をとることによって、身体も心も健康でハッピーに整えることができるよ！

ココちゃんは先日、神奈川県にある陣馬山から高尾山までの縦走コースに挑戦してきたよ！
紅葉が美しく、とても距離が長くて大変だったけど、気持ちがリフレッシュされてとても楽しかったよ！
陣馬山のトイレの水は雨水を使用し、電気は太陽光を使用しているんだよ！
そして登山者はみんな各自ごみを必ず持ち帰ったりして、自然を大切にしているよ！
みんなも自然の中では、マナーをしっかり守って過ごそうね！