【エコチル特集】下水道について学びながら、下水道から広がる横浜市の国際協力を知ろう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
特集
2023.09.04

【エコチル特集】下水道について学びながら、下水道から広がる横浜市の国際協力を知ろう!

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9月10日の「下水道の日」にちなみ、下水道について学ぼう!
また、横浜市の国際協力についても紹介するよ!

横浜市水環境キャラクター「かばのだいちゃん」

9月10日は下水道の日だよ!

昔の下水道の法律ができてから100年経った2001年に「下水道の日」がつくられたよ。この「下水道の日」が9月10日になったのは、台風が大きく関係しているんだ。

1年を通して、短い時間に多くの雨が降るのは、8月から10月の台風シーズン。中でも、9月10日は立春から数えて220日目にあたり、大きな台風が来る日とされていたため、大雨に備える特別な日の1つとして認識されていたよ。これが、下水道の大きな役割の1つである「雨水の排除」となじみ深いことから、9月10日を「下水道の日」と制定。昔から、下水道はたくさん雨が降ったときに大事な役割を果たしていたんだね。

現代の都市の多くは低地に発達しているよ。そのため、大雨のときなど、排水がスムーズにできず、浸水で困ることもしばしば。下水道があることで、雨水がたまらないように下水管に流すなどして、街を浸水から守ってくれているんだ。

下水道をきっかけに国際協力も!

大雨から街を守り、衛生的な生活を送るために取り組んできた下水道分野のノウハウを活かして、アジアなどの新興国の水環境改善のお手伝いをしたり、下水道の歴史が長い欧米と交流をすることで、おたがいの困りごとを相談したりもしているよ。

雨が降ったときに活躍する「雨水ます」って何だろう?

道路に降った雨は下水管に流れていくよ。その入口となるのが、雨水ますだよ。ここにごみを捨てたり、物を置いたりされると、雨水がきちんと下水道に流れなくなってしまうんだ。街を浸水から守るために、きちんと使ってね。

下水道について動画で学ぼう!!
みんなが使った水はどこに行くのかな? 水再生センターはどんな所なのかな?かばのだいちゃんといっしょに、下水道について動画で楽しく学んでいこう!

>>>「かばのだいちゃん下水道教室」はここからアクセスしてね。

下水道の4つの役割

下水道には大きく4つの役割があるんだ。
早速、その役割を見ていこう!

その1:自然環境を守る
私たちが使ってよごれた水などをきれいして自然に返し、きれいな川や海を守っているよ。

その2:街をきれいにする
よごれた川やきたない水たまりがなくなり、美しいだけでなく、衛生的な街づくりに役立っているよ。

その3:水洗トイレが使える
下水道が完備されているから、学校や家などで水洗トイレが使えるんだ。

その4:街を浸水から守る
降ってきた雨を下水に流すことで、雨水がたまらず、浸水で困ることも減るよ。

横浜市の下水道と世界の関わりを知ろう!

協力:フィリピンのセブ、ベトナムのハノイなど

浸水から街を守ったり、人々が安全で衛生的に暮らせるように、下水を上手く処理するための手助けを行っているよ。

交流:フランス、シンガポール、アメリカなど

下水道が発達している国からは、知識や先進的な取り組みや技術を学んでいるよ。

横浜市にある国際機関いろいろ

横浜市内には、世界の平和や環境問題の解決に取り組む、さまざまな国際機関の本部や事務所があるよ!

国際熱帯木材機関(ITTO)

横浜市には、熱帯林や木材を守る国際機関の本部があるよ。環境問題と熱帯林の重要性について、多くの市民に理解と環境行動の意識を高めるために、横浜市と共に環境啓発ポスターの作成や子ども向けの授業を行っているんだ。

補足MEMO
森林伐採などによって、世界の熱帯林は、わずか3日間で横浜市1つ分も失われているんだ。私たちが普段利用している家具などの原材料は、海外から輸入された木材を利用しているよ。遠い国で起きている出来事と、私たちの生活はつながっているんだね。

国際連合食糧農業機関(FAO)

より良い生産、より良い栄養、より良い環境、そしてより良い生活を目指して、世界の農林水産業や食料問題の解決に取り組んでいるよ。世界食料デー(10月16日)に合わせ、食べられるのに捨てられてしまう食べ物「食品ロス」などをテーマにした「World Food Night」等、イベントを横浜市といっしょに開催しているんだ。

国際農業開発基金(IFAD)

多くの人が安心して農業を行い、食べ物を食べることができるように、世界中の農村地域を支援しているよ。横浜市も連携して、横浜市民へ食料問題や解決に向けた取り組みの紹介などを行っているんだ。

WFP国連世界食糧計画(国連WFP)

紛争や災害の影響により、食べ物が足りない地域の人々に対して、食料などの支援を行っているんだ。国連WFPによる植樹活動は、横浜市立小学校の4・5年生が環境行動に取り組み、その取り組みを企業が応援して協賛金を寄付する「こども『エコ活。』大作戦!」によって援助されているよ!

フィリピン・ミンダナオ島での植樹活動
Photo:WFP

 


協力:横浜市

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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