北海道
食育特集
2025.09.08

【食育特集】9月は防災月間 もしものための備蓄食品

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いつ起こるか分からない災害に備えて、 みんなのおうちでは水や食品を備蓄して いるかな?今回は、いざというときに役立つ 備蓄食品についてくわしく見てみよう。

災害時のために水と食品を備えよう

2018年9月6日、今から7年前、北海道では胆振東部地震という大きな地震が発生したよ。物流機能が止まり、スーパーやコンビニで水や食品などが手に入りにくくなったことを覚えている子もいるかな?

地震以外にも、台風や大雨、大雪、洪水、土砂災害、津波、火山噴火など、だれもが災害にあう危険があるんだ。いつ来るか分からない災害に備えて、家に水や食品などを備蓄しているかな?もし準備していなくても、今日から準備してもおそくないよ。いざというときに自分や家族を守るために、水や食品を備蓄しておこう。

何をどれくらい備蓄すればいいの?

備蓄は3日分以上、できれば1週間分の水や食品を、家族の人数分備えよう。災害直後は、ご飯・パン・麺などの主食(炭水化物)ばかりの食事になりがち。エネルギー源となる炭水化物はとても大切だけど、栄養バランスがかたよると体調不良や病気になってしまうかもしれない。非常時でも、肉・魚・豆などの主菜(たんぱく質)、野菜などの副菜(ビタミン・ミネラル・食物繊維)を食べられるように備えておくことが大切だよ。

備蓄品チェックリスト

常温で保存できる備蓄品の例
※5~35℃ JIS規格

命をつなぎ止める水は必ず備える
・1日1人3ℓ(飲料水+調理用)

主食 エネルギー源になる
・精白米、無洗米、パックご飯
・小麦粉、米粉、もち
・乾麺、即席麺、カップ麺
・缶詰パン、乾パン

主菜 食事のメインになるおかず  
・肉、魚、豆などの缶詰
・カレーや丼などのレトルト食品
・かつお節、桜エビ、煮干しなどの乾物

副菜 主食、主菜で不足しがちな栄養素を補う
・玉ネギやジャガイモなど日持ちする野菜
・トマトやコーン缶などの野菜の缶詰
・ワカメや切り干し大根などの乾物
・野菜ジュース

牛乳・乳製品 カルシウムを補う
・ロングライフ(長期保存)牛乳、粉チーズ、スキムミルク

果物 ビタミン、ミネラルを補う
・果物の缶詰、ドライフルーツ、果物ジュース

菓子・嗜好品 心の栄養
・あめ
・ようかん
・チョコレート
・ビスケットなど

おすすめの備蓄方法

ローリングストック
普段使うレトルト食品や缶詰を少し多めに買い置きして日常的に使い、使った分を買い足すことで、常に食品が備蓄されている状態を保つための方法。

ローリングストックの良い所
・自分の好みにあった食品を備蓄できる
・賞味期限切れを防げる
・使い慣れておくことで災害時にもあわてずに対応できる力が身に付く

参考資料
>>> 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」


情報提供
札幌市ウェルネス推進部

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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