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今月のどうぶつ:シロギス
学名:Sillago japonica
スズキ目 キス科
生息地:北海道から九州にかけての沿岸、東シナ海など
細長い体と小さい口が特徴
江戸時代からの人気者
新潟の水産物の1つである、シロギス。実は、シロギスつりは江戸時代にもさかのぼる長い歴史があり、昔からシロギスは江戸前天ぷらの定番の種でした。6月から9月にかけて産卵のために沿岸に近付くシロギスは、船からはもちろん、砂浜からの投げつりでもつれます。しかも、群れで行動する魚なので、同じ場所で連続してつれることもあります。
しかし、近年では漁獲量が激減しています。海岸環境の変化や海水温の上昇など、さまざまな理由が考えられます。天ぷらの種として欠かせないからこその過剰漁業も一因だといわれていて、輸入品にたよらざるを得ない飲食店もあるそうです。
砂浜からもつれる
味も見た目もよし
シロギスは天ぷらの他にも、フライや塩焼き、一夜干しなどにしてもおいしいといわれています。新鮮なシロギスの刺身も人気があります。さまざまな料理に適しているシロギスは、その味のために重宝される一方、見た目にも定評があります。
細長い体、細かなうろこ、そして透明感がある白い色のシロギスは優雅に見え、「海の女王」や「海の貴婦人」などの別名が付いています。しかし、実は、体が真っ白になっているシロギスは鮮度が落ちています。魚市場などで買う機会があったら、目が黒く、身に張りとつやがあり、透明感のある活きのいい、新鮮なシロギスを選びましょう。
定番のシロギスフライ
マリンピアニュース
SADO~世界に誇る自然と文化
2024年に金山が世界文化遺産に登録されたことによって注目されるようになった佐渡島。この機会に佐渡島の成り立ちや自然環境、また水族館ならではの「水」をテーマにした企画展示を開催する運びとなりました。開催期間は2025年7月18日(金)から2026年2月23日(月)までです。場所は1階の企画展示室です。
写真提供/新潟市水族館マリンピア日本海
協力・監修/新潟市水族館マリンピア日本海
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