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相模原の川は、私たちの生活や生き物にとって大切な水の源。油やごみで川をよごさないようにし、みんなで水質事故を防ぎ、きれいな水と自然を守っていきたいね。
水はどこから来るの? 暮らしと川のつながり
みんなは毎日の生活の中で、どんなときに水を使っているかな? のどがかわいたときに飲む水、ごはんを作るときに使う水、おふろやトイレ、手を洗うときなど、水は私たちの暮らしにとって、とっても大切なんだよ。
では、その水はどこから来ているか知ってる?私たちが住んでいる相模原市では、「相模川」や「酒匂川」という川の水をきれいにして、水道水として使っているんだ。だから、川の水がきれいじゃないと、みんなが安心して使える水にはならないんだよ。
川には魚やカエル、カニなど、たくさんの生きものたちがすんでいるよ。きれいな水があるからこそ、みんなが元気に暮らしていけるんだ。
川をよごさない! 私たちにできること
まちがって油や洗剤、薬などを川に流してしまうと、川の水がよごれてしまうことがあるんだ。それを「水質事故」というよ。水質事故が起こると、生き物が死んでしまったり、私たちの水が使えなくなったりして、大きな問題になってしまうんだ。
たとえば、家の外で車を洗ったときに、よごれた水が道路のはしのみぞに流れてしまうことなどで、川がよごれてしまうよ。水質事故を防ぐためには、みんなのちょっとした心がけが大切なんだ。
相模原の川や自然を大切にすることは、未来の私たちの暮らしを守ることにつながっていくよ。みんなで力を合わせて、きれいな相模原の川と水を守っていこうね!
相模原市の汚水と雨水のマンホール
相模原市の汚水のマンホールはケヤキ、雨水のマンホールはアジサイの模様がえがかれているよ。汚水は下水処理されるけれど、雨水はそのまま川に流れていくから、雨水によごれた水が流れこむと水質汚染の原因になってしまうんだ。
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河川水質の現状
水について考えよう
水はどこからくるの?
毎日使う水はどこから来てどこに行くのかな? みんなで大切な水の使い方を考えてみよう!
河川の水質はどのように測定しているのかな?
簡易測定の方法を見てみよう!
市の職員さんたちは、川の水がきれいかどうか、決まった場所で 定期的に調べているんだよ。どんなことをしているのかな?
[1]
人が直接、河川敷に下りられない場合や、河川の真ん中から採水したい場合は、ひも付きの採水容器を使って、橋の上から採水を行うよ。
ひも付き採水 容器
橋の上から採水
[2]
採水容器から測定容器に水を移して、pHなどの測定を行い、数値に異常が無いか確認する。
測定容器に水を移す
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河川水質事故が起きてしまった様子
やってみよう!
紫キャベツを使ってpHを測定してみよう
紫キャベツの中には、「アントシアニン」という色の素があるんだよ。これは、すっぱい水(酸性)か、苦い水(アルカリ性)かによって、色が変わる成分なんだ。
【準備する物】
● 紫キャベツの葉:2~3枚
●お湯
●コップや透明の器
● 調べたい物(水道水、レモン汁、 せっけん水、しょうゆなど)
●スプーンやストローなど
【実験方法】
①キャベツの葉を小さくちぎってコップに入れて、お湯を注ぐ。5〜10分待つと、むらさき色の水ができる。(電子レンジでチンしてもOK)
②コップに①の水を入れて、そこに調べたい水を少したらして、よくまぜる。
③色がどう変わるか見てみよう!
● レモン汁は「赤っぽく」なるよ。(酸性)
● せっけん水は「青〜みどり」になるよ。(アルカリ性)
● 水道水は「むらさき」か「少し赤〜青」に なることが多いよ。(中性〜弱酸性)
監修:相模原市 環境保全課

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