【円山動物園だより】優れたジャンプ力「サーバルキャット」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
動物園だより
2025.05.12

【円山動物園だより】優れたジャンプ力「サーバルキャット」

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今月のどうぶつ:サーバルキャット

ネコ目/ネコ科
【生息地】サハラ砂漠以南のアフリカのサバンナの水辺

円山動物園にはメス1頭がいます。

優れたジャンプ力

サーバルキャットは、アフリカのサバンナに暮らすネコの仲間です。体長は70~100㎝、体重は8~18㎏です。メスよりオスの方ががっちりとした体つきです。顔の大きさに比べて耳がとても大きく、足が長いのが特徴です。美しい斑点模様のほっそりとした体形で、ジャンプ力があり、動きは素早く軽やかです。美しい毛皮を目的に、乱獲されることもあります。

草のしげみなどにかくれながら耳をすませ、ネズミやウサギ、鳥類、は虫類などの獲物に静かにしのびより、飛びかかってつかまえます。3mほど飛び上がり、空中を飛んでいる鳥をつかまえることもできます。

スレンダーで美しい体つき

円山動物園の「エン」

円山動物園では、サーバルキャットのメス1頭を飼育しています。名前はエン、2015年4月3日生まれの10才で、元気に暮らしています。ごくまれに、ネコと同じように「ニャーニャー」と鳴くことがあり、タイミングが合えばガラスごしでも聞くことができます。

えさは朝夕の2回、ヒヨコ、ウズラ、マウス、馬肉などを日がわりであたえています。食欲旺盛で、ヒヨコなら1日に10羽ほど食べます。日中は、えさ以外の時間は休んでいることが多いです。暖かくなると、外に出て草のしげみでじっとして、休んでいることもあります。中にいなかったら、ぜひ外を探してみてください。

小さな音も聞きのがさない大きな耳

上の方でじっとしていることが多いです

まるやまニュース

「動物園の森の自由散策」を開催!

通常、ボランティアガイドしか入ることのできない「動物園の森」を自由に散策することができるよ。「森」ではガイドによる解説を受けることもできるので、ぜひ参加してね!

日時:6/8(日)10:00~15:00
場所:円山動物園 動物園の森

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

質問

モモンガはどうしてとべるの?

答え

モモンガは、前足と後ろ足の間にある皮膜(マントみたいなもの)を使って、空中を滑り降りるように飛びます。鳥のように羽を使って羽ばたくのではなく、パラシュートやグライダーのように皮膜に風を受けて秒速10mほどで滑空します。モモンガは低い所から高い所へと飛ぶことはできませんが、最長で50mほど滑空するのが確認されています。


協力・監修/札幌市 円山動物園

札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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