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今月のいきもの : マーレーコッド
学名: Maccullochella peelii
スズキ目 ペルキクティス科
生息地:オーストラリア東部の マレー・ダーリング川水系
開催中の『世界一周!淡水魚展~世界の川を めぐる旅~』から注目の魚を紹介します!
オーストラリア最大の肉食性の淡水魚
オーストラリア固有種で、原産はマレー川とその支流ダーリング川水系。ヴィクトリア州など他の地域にも人の手で移動させた個体がいます。名前は「マレー川のタラ」を意味しますが、実はタラ(コッド)ではなくスズキの仲間です。
体色は地色がクリーム色で、全体に暗緑色のまだら模様があります。体長は約60㎝、最大で1mを超えるものもいます。肉食性で、他の魚を捕食するだけでなく、エビやカニなどの甲殻類、カエルなどの両生類、は虫類、鳥類や小型ほ乳類まで食べ、原産地の川では生態系の頂点にいる魚です。
大きな口でヘビやネズミまで捕食
つりの標的や食用魚としても人気
大型で、えさへの食いつきが良いマーレーコッドは、ルアーフィッシングの標的として人気があります。食べてもおいしく、原産地のオーストラリアでは食用魚の代表格。くせのない白身で、ムニエルやフライなど、さまざまな料理に利用され、高級魚として養殖も行われています。
産卵期は春から初夏で、野生下では産卵のために河川の上流部へ回遊することが知られています。しかし近年では、ダムの建設等によって回遊がさまたげられ、個体数が減少しています。
多目的室1で展示中です!
さがみはらニュース
好評開催中!世界の淡水魚に出会おう
多目的室1で、春季特別企画展『世界一周!淡水魚展~世界の川をめぐる旅~』が開催中!世界には約18000種もの淡水魚が生息しています。今回の企画展では約50種を展示し、世界各地の淡水魚の生態はもちろん、現地での魚食文化についても紹介しています
◆6月8日(日)まで
写真提供・協力 ・ 監修/相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
Tel.042-762-2110
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