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環境省では『デコ活』(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)を推進しています。脱炭素に向けて、私たち1人1人が取り組みたい行動です。みなさんも、できることから「デコ活」しましょう!
脱炭素につながる新たな暮らし
気候変動による問題を解決するために、日本は2030年度のCO₂ 排出量を2013年度から46%削減すること、2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。この実現のためには、家庭から出るCO₂ 排出量の削減も必要です。そこで政府は、昨年10月に「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」をスタート。また、ネーミング(愛称)を広く公募し、8200件の応募をもとに選定会議を開き、『デコ活』が新国民運動の愛称に決まりました。『デコ活』とは、二酸化炭素(CO₂ )を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)をふくむ“デコ”と活動・生活を意味する“活”を組み合わせた新しい言葉です。
選考委員は、十倉雅和・日本経済団体連合会会長、小池百合子・東京都知事はじめ、シドニー五輪マラソン金メダリストの高橋尚子さん、お笑い芸人のサンドウィッチマン 伊達みきおさん、富澤たけしさんなど、多くの著名人で構成されました
「デコ活」で環境に優しいいろどり豊かな生活を
日本は、2050年までにCO₂ の排出を全体としてゼロにする(「排出量」から「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにする)カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。また、2030年度のCO₂ 排出量を2013年度から46%削減するという目標も掲げています。図1にあるように、部門別の削減目標では、家庭が66%と最も高い数値となっています。
CO₂ 排出量の削減目標を達成するためには、国民1人1人のライフスタイルを変えていかなければなりません。「新しい豊かな暮らし」に向けて、さまざまなプロジェクトも進められています。みなさんも『デコ活』で暮らしをいろどり豊かにしてみませんか?
【図1】 2030年度 部門別CO₂ 削減目標(対2013年度比)
出典:環境省ecojin
【表1】脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの10年後
新しい国民運動として環境省では、今から約10年後、生活がより豊かに、より自分らしく快適・健康で、 そして2030年温室効果ガス削減目標も同時に達成する、新しい暮らしを提案しています。
【表2】新たな国民運動では 新しい暮らしも後押し
国、自治体、企業、団体、消費者等が国民・ 消費者の新しい暮らしも後押ししています。
1. 多様で快適な働き方、暮らし方を後押し
(テレワーク、地方移住、ワ―ケーションなど)
2. 脱炭素につながる新たな暮らしを支える製品・サービスを提供・提案
3. 効果的な情報発信(気づき、ナッジ*)を 通じた行動の変化の後押
*ナッジとは…ある行動をそっとうながすこと。
4. 地域独自(気候、文化等に応じた)の暮らし方の提案、支援
「デコ活」って何をしたらいいの?
具体的なアクションを紹介します!
「デコ活」は、脱炭素に向けてエコで豊かな生活をすること。
暮らしの中で、エコを心がけていきましょう。
かつデコ活アクション まずはここから!
電気も省エネ 断熱住宅
断熱リフォーム、ZEHなどを取り入れましょう。
こだわる楽しさエコグッズ
高効率給湯器、省エネ家電、LED照明を家庭に取り入れたり、次世代自動車に乗ったり。クールビズ・ウォームビズ・サステナブルファッションなど、服装から楽しんで。
感謝の心 食べ残しゼロ
食べ切り、地産地消などで食品ロスをなくしましょう。
つながるオフィス テレワーク
テレワークなどを導入して、通勤時間や移動のむだを減らしましょう。
この4つに限らず、暮らしが豊かになり、脱炭素などに貢献していくものは、すべてデコ活アクションです!
デコ活の取組には、国や自治体などから補助金などの支援を受けられる場合があります。くわしくはWEBで検索してみてください!
>>> デコ活について、くわしくはこちら
監修:環境省デコ活応援隊(脱炭素ライフスタイル推進室)
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。