【高知県立のいち動物公園だより】小さなカンガルー「ベネットアカクビワラビー」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
高知
動物園だより
2021.12.13

【高知県立のいち動物公園だより】小さなカンガルー「ベネットアカクビワラビー」

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今月のどうぶつ:ベネットアカクビワラビー

学名:Macropus Rufogriseus
有袋目 カンガルー科
オーストラリア南東部、タスマニア島、キング島

「のどか」と「リリー」がいっしょにすむ練習を行っています 。最初は、「のどか」がアルビノで毛の白い「リリー」におどろいていましたが、今ではいっしょにいても落ち着いてきました。

小さなカンガルー

カンガルーとワラビーのちがいは体の大きさで決まり、大型種がカンガルー、小型種がワラビー、中間種がワラルーと呼ばれています。ベネットアカクビワラビーは体⾧が70㎝~90㎝とワラビーの中では比較的大きな体つきをしており、尾の⾧さは体と同じくらいあります。

また、体色は灰褐色や赤褐色のような色をしており、首からお腹のあたりにかけて白っぽく、口のあたりに白い筋があるのが特徴です。主に草類や果物を手に持って器用に食べます。普段は単独行動ですが、えさを食べるときには30頭ほどが群れることがあり、のいち動物公園でもみんなで草を食べたり、横になったり座ったりする姿が見られますよ。


みんなでひなたぼっこをしています

お腹の袋で子育て

カンガルーと同様にワラビーのお腹にも育児のうという袋があり、そこで生まれた赤ちゃんを育てます。生まれてきた赤ちゃんはまだ大変小さくて、体重は0・3gほどしかありません。目や耳は機能しておらず、後足も未発達ですが、前足は比較的発達しているため、赤ちゃんは前足を使ってお母さんのお乳までたどり着きます。そして、生後5~11 カ月が経ったころに袋から出てきます。


音に敏感なので驚かさないでくださいね

のいちニュース

クリスマスケーキのプレゼント

のいち動物公園では毎年動物たちにクリスマスケーキのプレゼントを行っています。お肉や果物、野菜などそれぞれの動物の好物を材料に飼育員が工夫をこらしてデコレーションケーキを作っています。今年のケーキの仕上がりや動物たちの反応が今から楽しみです。


写真提供:高知県立のいち動物公園

高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL 0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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