【相模川ふれあい科学館だより】春から初夏の産卵期は体の色が変わるよ「ウグイ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
相模原
動物園だより
2024.06.03

【相模川ふれあい科学館だより】春から初夏の産卵期は体の色が変わるよ「ウグイ」

目次 [非表示]

今月のいきもの : ウグイ

学名: Pseudaspius hakonensis
コイ目 コイ科
生息地:日本列島各地およびサハリン
(川や湖、沿岸域に分布)

館内「流れのアクアリウム」中流域と、屋外水槽 「湧水と小川のアクアリウム」に展示しています。

春から初夏の産卵期は体の色が変わるよ

ウグイは水のきれいな川に生息し、コケや水中の虫などを食べる雑食性の淡水魚です。つりの対象として身近な魚の1種で「ハヤ」とも呼ばれます。神奈川県内の川にも分布していますが、近年は生息域が減少しています。

成魚は体長約30〜50㎝。体色は背中が黒く腹側は銀色をしていますが、産卵期には、オレンジ色と黒のしま模様がくっきりと目立つようになります。この色は「婚姻色」と呼ばれ、多くのコイ科魚類ではオスだけが見せますが、ウグイはオス・メス両方に見られます。


あざやかな婚姻色

館内一の食いしんぼうえさに群れる姿は圧巻

相模川ふれあい科学館では、ウグイの旺盛な食欲を体感できる2つのイベントを毎日開催しています。「流れのアクアリウム」の解説イベントでは、飼育スタッフがえさをあげると、水面がわき立つほどの食べっぷりを見せます。「湧水と小川のアクアリウム」のイベント「お魚にごはん」では、ガチャガチャで買ったえさを、みなさんの手であげる体験ができます。魚を追ったり、つかんだりすることなく、えさをにぎった手を水に入れると魚の方から近づいて来てくれるので、生き物にやさしいイベントでもあります。


この迫力を体験してみよう!

ウグイのえさやり動画はこちら▼

さがみはらニュース

ミニ企画展示「“シラサギ ”ってどんな鳥?」

相模原市立博物館とのコラボ企画。相模川周辺で見られるサギの仲間について、写真や剥製標本などを使って解説します。手をかざすと鳴き声が聞こえる装置にも注目!

◆現在開催中 6月30日(日)まで
◆場所/ミニ企画展示

サギの鳴き声動画はこちら ▼


写真提供・協力 ・ 監修/相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら

相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら

〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
Tel.042-762-2110
https://sagamigawa-fureai.com

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3