【埼玉県こども動物自然公園だより】「コバトンロード」にあるシカとカモシカの谷「ニホンカモシカ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2024.01.22

【埼玉県こども動物自然公園だより】「コバトンロード」にあるシカとカモシカの谷「ニホンカモシカ」

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今月のどうぶつ:ニホンカモシカ

学名:Capricornis crispus
偶蹄目ウシ科
生息地:日本(本州、四国、九州)の山岳地帯

日本固有種で国の特別天然記念物に指定されています。「シカとカモシカの谷」でその姿を探してみてください。

「コバトンロード」にあるシカとカモシカの谷

当園には、自然の山林の中に作られたウッドデッキの園路「コバトンロード」があります。その途中にある丘陵の地形を生かした展示場「シカとカモシカの谷」では、ニホンカモシカやシカを観察することができます。

カモシカは、基本的に単独で行動する動物です。日中は動かずに座っていることが多く、谷の風景にとけこんで見つけるのが難しいかもしれません。


マーキング中のニホンカモシカ

枝や幹を観察してみよう

もしその姿を見つけることができたら、周りもよく見渡してみましょう。カモシカの目線の高さにある枝の先や柱をよく見てみると、黒くつやつやした部分があります。これは自分のなわばりを主張するためカモシカが付けたあとです。カモシカには目の下の方に「眼下腺」と呼ばれる所があり、そこから出る分泌物を枝先などにすり付けてマーキングを行います。

また幹を見てみると、少しへこんでいたり、けずれて色が変わったりしている部分があります。これは角を研ぐために、何度も角をおしつけたあとです。

動物の姿だけでなく、その周りも見てみるとたくさんの新しい発見があります。ぜひ、いろいろな所に目を向けて観察を楽しんでみてください。


角を研いでいる様子

こども動物自然公園ニュース

新しい仲間が増えました!

当園に新しい仲間が増えました。1頭目は、北海道生まれのメスのポニー。アイヌ語で海という意味のアチュイという名前です。2頭目は、オスのレッサーパンダ・ココロ。飛行機に乗って岡山市の池田動物園からやってきました。みなさん、ぜひ会いに来てくださいね。


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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